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愛犬や愛猫の写真、せっかく撮るなら雰囲気のある“いい写真”が撮れたらいいな…と思いますよね。動物カメラマンに素敵な写真が撮れるコツを教えてもらいました!
~Camera technique~
意外と知らない?スマホカメラのこと
コツ1:よい写真になる魔法のライン「グリッド線」を使おう
コツ2:目線の先の空間は広~く
コツ3:犬目線になって表情をいただき!
コツ4:撮る人が太陽を背にしてパチリ!
コツ5:物語をイメージして撮ろう
コツ6:ポストカードを作る気持ちで!
コツ7:とっておきの音で目線をもらおう
ペット撮影のお悩みに依田カメラマンが答えます

みなさんこんにちは。動物カメラマンの依田かずあきです。
デジタルカメラ、スマートフォンの普及により、「さぁ、写真を撮るぞ」とどっしり構えなくても、気軽に愛犬・愛猫の写真が撮れるようになりましたね。
今回から3回にわたって、写真がぐっとレベルアップする6つの撮影のコツをお教えします。各メーカー各種でオート機能も進化し続けている、こんな恵まれたチャンスを利用しない手はありません。センスが悪い?……そんな心配不要。まったく問題ありません!可愛い愛犬・愛猫をどんどん撮って、思い出を残しましょう。
意外と知らない?スマホカメラのこと
写真を撮って保存したら、画像が上下逆さまだった…という経験がある方も多いのでは?
スマートフォンでの撮影は、まず自分の機種についてよく知っておきましょう。
たとえばiPhoneでいうと、図のように上下が決まっています。

また、画面に出るシャッターボタンのほか、写真内 のボリュームボタン、
のイヤホンのボリュームボタン(iPhone純正品のみ)でもシャッターを切ることができます。画面のボタンに比べ、押したときにブレにくいのでよければお試しあれ! イヤホンのボリュームボタンは、走っている犬を追いながら撮るときなんかにいいですよ。
コツ1:よい写真になる魔法のライン「グリッド線」を使おう
いい写真を撮るためには構図が大切。撮影環境や何を表現したいかで構図もさまざまです。でも難しく考えないで! グリッド線を使えば、簡単に構図を決めることができます。機種によって異なりますが、コンパクトカメラやスマートフォンにはグリッド機能というものがあります。グリッドとは、撮影するときのガイドとなるマス目のこと。意外と使っている人は少ないのでは?
iPhoneではホーム画面で「設定」→「写真とカメラ」→「グリット」をオンにすると写真を撮るときに線が現れます。今回のポイントに慣れるまで表示させておきましょう。
画面が縦横三等分(黄色線)にわかれるので、線が交わった場所(赤丸)にメインの被写体を置くのがポイントです。

このようにメイン(主役)の犬がグリッド線の交差部分にくるように配置。

「交差部分は4カ所あるけど、どこに置けばいいの?」と思うかもしれませんね。
それは、被写体の目線の方向に注目すればわかります。次の章でご説明します。
そのポーズに問答無用!
