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犬のこと猫のこと 震災とペット防災

  • vol.1
震災から学ぶペット防災のいま
「被災動物とペット防災を考える」レポート

いつ発生するかわからない、大地震や洪水などの自然災害。
道路が寸断されライフラインが止まってしまうような非常時に、皆さんはペットを守ることができますか? 東日本大震災では、被災地に多くのペットたちが取り残され、その命が失われました。
2013年2月10日、表参道・新潟館ネスパス3Fで開催されたイベント「被災動物とペット防災を考える」では、難しいと言われる「ペット同伴避難」に対する行政や民間団体の取組み、防災対策など経験から生み出された報告が参加者に伝えられました。
すべての飼い主さんに知ってもらいたい、災害からペットを守る知識を紹介します。

今もなお続くペットの復興支援活動

最初の講演は「福島原発20キロ圏内 犬・猫救出プロジェクト」のリーダーとして避難区域内のレスキュー活動を行っている大網直子さんと、ビデオジャーナリストの中島徹さん。
中島徹さんが撮影した映像とともに、知られざる警戒区域内の動物たちの様子や救出エピソードを語ってくれました。

家じゅうの食べ物を探してホットケーキの粉までばらまいていた猫、飼い主さんを待ちながら、雪に埋もれた犬小屋でひっそりと息を引き取った老犬……。
「警戒区域内には、まだたくさんの動物たちが生きています。この冬も雪の中で人間が迎えに来てくれるのを待っています。ぜひともご支援をお願いいたします」と大網さん。

「福島原発20キロ圏内 犬・猫救出プロジェクト」リーダー大網直子さん

大網さんらが主宰する「おーあみ避難所」(横浜市青葉区)には、被災地で保護した数十匹の猫が暮らしています。「長い間、飢えと孤独のなかで懸命に生き抜いた彼らを大切にしてくださる、新しい家族を探しています」と身近からできる復興支援活動についても説明をしていました。
福島原発20キロ圏内 犬・猫救出プロジェクト

会場の一角では、「災害時活動記録写真」を展示。福島第一原発の事故によって立ち入ることができなくなった地区に取り残され、孤独のなかで命を失った犬や猫、必死に生きる動物たち……。現在も警戒区域内の犬・猫救出プロジェクトは続けられています。

ペット防災の先進県 新潟に学ぶ

NDN新潟動物ネットワーク代表、岡田朋子さんの講演。
東日本大震災の際は警戒区域内の市町村仮設担当課と交渉し、当初は禁止の方針だった仮設住宅のペット入居をNDNの支援を条件として大熊町と南相馬市で実現。
物資支援はもちろん、避難所での飼い主調査や飼育相談、飼育マナーの説明会も開催しました。

NDN新潟動物ネットワーク代表、岡田朋子さん

「避難所にペットの専用空間を確保すること、そこにいるペットの名前、性別、性格といった情報、避難所で気になったことなどを全員が共有できるよう連絡ノートを作ること」と中越大震災での経験を伝える岡田さん。ペットと飼い主さん専用の「動物同伴避難所」を設けることで、動物アレルギーのあるほかの避難者の方への対応もとれました。避難時にはペットが怯えないようにタオルをかぶせて落ち着ける空間を確保してあげることなど、ストレスを軽減させるアドバイスも。

日頃から飼い主さんができる対策は、以下のようなことです。
●ペットの名前と連絡先、性格や持病を記した「迷子札」をつけておく
●最低3~5日分のフードと水、防災用品を用意しておく
●避難所生活に備え、ケージやキャリーケースに慣れさせておく
●ペットと一緒に避難訓練をする
●家族以外の人に慣れさせておく


「一時避難」のつもりでも、いったん自宅を離れたら、長期間戻れなくなる可能性もあります。(場合によっては、どうしても許されない状況もありますが、)可能な限り、ペットも一緒に避難してあげてください。

続いて登壇をした新潟県新発田食肉衛生検査センター所長、川上直也さんは2004年10月23日に発生した中越大震災の際、旧山古志村に取り残されたペット600頭をレスキューした新潟県職員チームのリーダー。
仮設住宅を回って飼い主さんを探し、飼えなくなった犬猫は1頭も殺処分することなく譲渡したチームの中心人物です。

新潟県新発田食肉衛生検査センター所長、川上直也さん(写真右)

「『ペットも救う、ヒトも救う』という行政の防災計画が大切」と話す川上さんは、新潟県の「ペット防災計画」の策定や、日本初・行政主体による「ペット同伴避難訓練」の仕掛人。

「避難訓練をペットと一緒にすることで、飼い主さんもいざというときの心構えができます。大勢の人の中に飛び込む形になるペットも、訓練をすることで不安を感じることも少なくなるのでは」と川上さん。この取組みは全国のペット防災のスタンダードになりつつあるとのこと。同伴での避難訓練はペットのためだけではなく、飼い主さんの備えとして経験しておくべきことであると感じます。

日頃の意識が、万が一の危機に活きる

動物愛護の普及啓発のため、全国各地で講演を続けている日本動物愛護協会理事の会田保彦さん。過去と現在のケーススタディをふまえ、ペット防災には「産・官・民・学」の連携が必要と話します。

日本動物愛護協会理事の会田保彦さん

飼い主さんはもちろん、行政も企業も学校も、みんなが災害時に備える意識をもつことで、たとえ災害が起こってしまっても「減災」することができます。重要なのは、いつ災害に襲われても対応できる「準備」。もしもまだペットに「迷子札」をつけていなかったり、フードや水など防災用品の備蓄をしていない飼い主さんは、ぜひ今日から準備を始めてみませんか?

会場では各団体がペット防災やレスキュー活動に関わるさまざまなブースを展示&設置。「いぬのきもち」「ねこのきもち」のブースでは、防災グッズを展示しました。

取材・文 / またたび舎 本吉恭子

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震災から学ぶペット防災のいま「被災動物とペット防災を考える」レポートいつ発生するかわからない、大地震や洪水などの自然災害。道路が寸断されライフラインが止まってしまうような非常時に、皆さんはペットを守ることができますか? 東日本大震災では、被災地に多くのペットたちが取り残され、その命が失われました。2013年2月10日、表参道・新潟館ネスパス3Fで開催されたイベント「被災動物とペット防災を考える」で g6n2u9000000906q
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