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THE WANDERLAND for Dogs, Cats and Us
お寺で生まれた子猫を、家族の一員にすることにしました。
家に迎えてからのケアや、先住猫と馴染むことができるのか?など、何回かに分けてお伝えしたいと思います。
生後一週間
親戚のお寺の軒先に通い猫がいます。ときどき遊びに来るこの猫を親戚は“モモ”と呼んでいますが、このモモが子猫を3匹生んだと聞き、見に行きました。このときはまだ生後一週間くらいだったと思います。
結論から言うと、この猫を飼うことになります
日ごろから、もう一匹猫を飼いたいとは考えていました。完全室内飼いのビッキー(飼い猫)に、人間以外の遊び相手がいたらよいのではという思いもあります。
しかし、この頃はまだこのこを飼うことになるとは予測もしていなかったし、親猫と引き離して飼うことに積極的ではありませんでした。まだ目も開いていないし、母乳が必要だし、何よりも母猫がさびしがるだろうという気持ちが優先されていました。
生後1カ月後
その後も何度か見に行きました。これはちょうど生後1カ月くらいのときです。
母猫と親戚の人の手に守られ3匹ともすくすく育っていました。
母猫の「モモ」
モモは体が小さく、お母さんですが子猫のような体格です。いつも子猫たちからあまり離れず面倒を見ています。
知らない人に対する警戒心は普通にありますが、人が子猫に近づいただけで怒ることはしません。人が子猫を抱いたり、目薬をさしたりしているときはちょっと離れた所で見ています。
よたよたと遊んでいる
前回の視察から4日後の、天気の良い日。親戚から「子猫たちがいつにも増して跳ね回っているよ」と電話があり、すぐに向かいました。
まだ飼うと決めていなかったけれど、この猫たちが常時気にかかる存在になっていたのだなあと思います。
キジトラ、サバトラ白、白サバ柄のブチ。庭ではおぼつかない足取りの3匹が仲よくお庭で遊んでいました。もうしっかりと猫らしくなっている。4日前に比べて、大きくなっているのがわかる。
この日から「このうちの一匹を飼ってはどうか」ということを現実的に考え始めました。
「あと少しすると人を警戒するようになる。連れ帰るなら今だ」
「このままお寺の庭で母猫や兄弟と一緒に暮らしたほうが幸せかもしれない」
私の中で葛藤がありました。
水玉ちゃん
背中に4つの丸いブチがある猫を、私達は水玉と呼んでいました。ウシ柄の猫に見えますが、水玉部分はうっすらとシマシマです。
3匹とも顔立ちが端正で、元気で、どの子も可愛いのですが、飼うなら水玉かなあ、と考えていました。
背中にムンクの叫びのような模様があるし、後頭部の黒い部分が人の頭っぽいし、尻尾もカリントウみたいだし。そんな理由です。
ようは今まであまり見た事のないデザインだったのです。
「ヘンな模様だし、なにかの縁かもしれない」。そんな決め方でいいのかは謎ですが、案外そんなものかもしれません。
モモは少し離れた所から箱座りをして見守っています。
ごめんモモ、お嬢さん(オスだけど)を僕にください。絶対幸せにします。