犬や猫のみみより情報やニュース、コラム、ドッグカフェ、動物病院などの施設情報は『いぬのきもちWeb・ねこのきもちWeb』
THE WANDERLAND for Dogs, Cats and Us
滋賀県湖南市の仮想動物都市・こにゃん市のWebサイト内コンテンツ「こにゃん市長の部屋」では、いつもリラックスした表情をみせてくれるひなたちゃん。そのくつろいだ表情からも、飼い主のRikaさんの愛情をめいっぱい受けていることが伝わってきます。
今回は、強い絆で結ばれたふたりの出会いと日常に迫ります。
Q
ひなたちゃんは動物保護団体からレスキューされるまで、どんな日々を送っていたのですか?
A
ひなたは、パピーミル(生産性重視で子犬を繁殖させている業者)で子犬を産ませるためだけに飼われていた犬なんです。そこでひなたがどんな暮らしをしていたのか、自分の目で確認してはいません。しかし、動物保護団体で出会った当初、肉球がやわらかすぎて上手に歩くこともままならなかったことから、ろくに散歩もさせてもらえていなかったことが容易に推測できました。
そんな環境で育ったにも関わらず、ひなたには天性の明るさのようなものがあります。私と初めて出会ったときもすぐに人懐こい顔をみせてくれたし、一緒に過ごすようになってからは、毎日、楽しそうな表情をみせてくれるので、仕事の疲れも吹き飛ぶんです。
それに、「こんなに私のことを信頼してくれているこのコのことを、もっと幸せにしてあげたい!」という想いが日に日に増しています。ちなみに、ひなたは食べることが大好きなので、ごはんやおやつの時間は特にご機嫌なんですよ(笑)
Q
現在では、屋外でのイベントにも参加されていますし、活発に活動しているようですね。
A
おかげさまでだいぶ足腰が鍛えられてきたのか、家では私の膝に飛び乗ってくるほどに。同居犬・ななちゃんにも仲良くしてもらっているので、毎日楽しく暮らせているのではないかなと思います。
Q
「ひなた」という名前をつけた理由を教えてください。
A
「ひなた」という名前には、「これまで、人間の身勝手さで子犬を産むためだけに日陰で生きてこなければならなかった分、これからは一生、陽の当たる場所で幸せに生きてほしい」という想いを込めているんです。市長としてさまざまなイベントに出席して、たくさんのすてきな人に出会えることも、ひなたの幸せにつながればいいなと願ってやみません。
次回は、ひなたちゃんの市長としての活動をレポートします!
プロフィール
-
ひなた
推定9才、パグのメス。滋賀県在住。
繁殖業者の倒産によって、動物保護団体からレスキューされてケアされていたところ、飼い主のRikaさんと出会う。2013年4月、滋賀県湖南市の仮想動物都市「こにゃん市」の第3代市長に就任。
テキスト/OFFICE-SANGA