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「ばす」は日々、福島県の会津鉄道「芦ノ牧温泉駅」で駅長としての業務に励んでいます。コツコツとまじめに勤務していましたが、あることをきっかけに一躍有名になったのだとか。一体、どんなことがきっかけだったのでしょうか?
Q
ばすがブレイクしたきっかけを教えてください。
A
鉄道写真家の坪内政美さんが芦ノ牧温泉駅で下車した際、ばすと出会ったことがきっかけです。
坪内さんは初めてばすを見つけたとき、ふさふさの毛に覆われて顔がよく見えなかったためか、「モップ」だと勘違いしたそうです(笑)。
猫だと気付いた坪内さんが撮影した写真を見た人たちが、次々と会いにくるようになり、ばすはすっかり人気者になりました。
ちなみに、坪内さんが撮影したばすの写真は、坪内さん著作の「ネコ駅長ばすPhoto Book」(エイ出版)でご覧いただけますよ。
Q
現在では、お土産としてもさまざまなばすグッズが発売されていますね。人気が高いのはどんな商品ですか?
A
一番人気は「ばすクッキー」です。地域にも貢献したいとの思いから、会津地鶏の卵を使って作っているんですよ。ちなみに、地元の菓子店と共同で開発しました。無添加なので、安心して食べられると好評です。
ほかにも、キーホルダーやストラップ、ばすころりんという起き上がり人形も人気が高いですね。ばすころりんは、会津地方に古くから伝わる縁起物「起き上がり小法子(こぼし)」を参考にして開発しました。転んでも起き上がる姿がかわいいと、こちらも評判です。笑顔のばすがいつもそばにいてくれるから、なんだかほっこりした気持ちになれるのかもしれませんね。
商品アイディアを出しているのは会津鉄道の社員たち。どんな商品ができたらみんなに喜んでもらえるかな? と想像しながら開発するのはとっても楽しいです。それに、きっとばす本人も喜んでくれているはずですから。
ばすグッズはWebサイト「ばすの店」でもご購入いただけます。ぜひサイトをのぞいてみてください。
次回は、ばすの苦手な意外なもののお話です。
プロフィール
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ばす
会津鉄道「芦ノ牧温泉駅」名誉駅長。推定19才。
平成20年に就任して以来、頭に鉄道社員と同じ帽子をかぶり、駅を利用する人々のお出迎え・お見送りに励んでいる。
近況は、ネコ駅長「ばす」の日記を要チェック!
テキスト/OFFICE-SANGA ばす撮影/坪内政美
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