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THE WANDERLAND for Dogs, Cats and Us
猫が後ろ足で立つ時にだけ見られる、まるっこい膝が好きです。
勝手にニッカボッカと呼んでいますが、あの後ろ足の魅力、わかりますよね?
今回だけでも、猫の後ろ足に注目してくだされば幸いです。
理想的なケースその1
これです、このフォルム。立ち上がった猫の丸い膝が、まるで本当にニッカボッカをはいているようではありませんか。なんと……なんとマヌケなのでしょう!
ニッカボッカは長さが膝下までですそが括られた短ズボン。土木・建設工事の作業服として多く見られる、とび職人さんがよく着るコスチュームです。
猫の場合、人間よりもずっと下にウエストがあるのも泣けます。
全体的にとび職人風の猫だった
この猫はよく木に登っているのですが、考えてみると足だけでなく全部とびっぽいです。あとなんで足だけ白いんだ。
こちらも理想的なニッカボッカ
脇の下からのストンとまっすぐな直線、そこからのニッカボッカ。
膝の丸みも高ポイントですが、茶筒のようなボディがそれを引き立てています。
お腹周りをぐるりと一周するシマシマもすばらしい。
じつに安定感のあるニッカボッカです。
あくびちゃんのニッカボッカ
「Bar 猫」のあくびは猫じゃらしをキャッチせずにはいられない猫。
ニッカボッカ撮影に挑んできました。
球体ボッカ
動きが速いのでブレてしまいましたが、おわかりいただけますでしょうか、ほぼ球です。 このようなボッカもたいへん趣がありますね。
スキニーパンツ系
痩せている猫は、ニッカボッカにならない場合があります。
子猫などは、自分の能力以上に二足立ちをしがちなので、足ピンの棒立ちになる子が多いです。
これはこれで、たまらないスキニーパンツです。
鳥獣戯画風
日本古来の風貌をもつ猫のニッカボッカです。丸みのボリュームは控えめながら、しっかりと地面を掴むような後ろ足は、和の美しさがあります。この猫がカエルやウサギと相撲を取っても違和感はないでしょう。
関係ないですが、この猫の模様は白い毛の猫にちょんちょんちょんと試し書きをしたとしか思えません。
ビッキーにもやってもらった
我が家の猫は長毛なので、はっきりした輪郭のニッカボッカにはなりにくいのですが、長毛なりのエアリーな質感は、ときに彼女の武器にもなり得るのではないでしょうか。
ぶわぶわボッカ
ファサーってなってますが、一応ニッカボッカ。
毛玉の下から団子が見える
腰を下ろしてしまうとニッカボッカではなくただの毛玉ですが、その下に見えるお団子のような足指で、かろうじて踏ん張っている事がわかります。けなげです。
ニッカボッカは疲れるらしい
猫は二足で立ち上がると体力を消耗するようで、すぐにぐったりと寝転がります。そして寝転がったまま手だけで遊べと要求してくるのです。遊んであげるから、これからもたまには丸っこい膝を見せてほしいものだ。
次回は、春の猫だまりを訪ね、いろんな野良猫のニッカボッカをさらにゲットしたいと思います!