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THE WANDERLAND for Dogs, Cats and Us
以前からときどき室内飼いの猫を散歩に連れ出しているというライターのほそいさん。
散歩のための愛用のチョッキ型のハーネスもあるという。ぜひそのチョッキを身につけたかわいい猫の散歩の様子を見せてほしい! ということで今回の「いぬねこ楽しくトライ!」は、猫と散歩にでかけてその様子をほそいさん自身にレポートしてもらうことになりました。
ふだんは室内飼いの猫が外をトコトコと歩く先にどんなシーンが待っているのか、4回にわたってお送りします!
ほそいさん&モデルキャット プロフィール
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ほそいあや
ライター&Webデザイナー。犬猫好き。7歳の時に拾った雑種犬と姉弟のように育つ。一緒に川で泳いで溺れかけた経験あり(自分が)。その数年後に猫が加わり、犬の散歩についてくるようになる。
現在はゲルマニウムローラーで野良猫をコロコロするのが趣味。
HP:http://seiten4go.com Twitter:@hosoi
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ビッキー(メス・mix・4才)
飼育形態:室内飼い/飼い始めたきっかけ:4年前の夏に海岸で地引き網をしていたら、どこからともなく薄汚い子猫がヨロヨロとやって来て人のそばで眠り始めた。
上空にはトンビが旋回していたのでとりあえず保護、里親を探すつもりで家に連れて帰るも、結局、飼うことに。育つに従いどんどん毛が長くなり、洋猫の長毛種と日本の三毛が混ざっているような説明しづらいデザインの猫となる。名前のビッキーは地引き網が由来。
「完全室内飼いのわたしですが、たまには外を歩きたい……」
そんなことを思いながら(多分)、ベランダで外を眺めるビッキー。いつも家の中だけじゃつまらない? よし、たまには外に散歩に行こうか。

散歩アイテム
我が家の基本装備は、チョッキ型のハーネス(マジックテープとベルトで固定するタイプ)とリード。迷子札つきの首輪は普段からつけています。ちょっと遠くの公園に行く場合などで車通りの多い道を通る時はキャリーケースを持参します。外で糞をしない猫でも、ビニール袋は持っておいたほうがよいと思います。

出かけよう
散歩の味をしめているので、玄関を開けると大興奮。まずはケースにでもお入りなさい。

近所の公園に到着
ベンチに乗せケースを開けると、ちょっと緊張気味? さっきまでの勢いはどうした。

久々の外!
前回の散歩は約一カ月前。外の空気を思い出すことにちょっと手こずっているのかしら。しかしその無防備なポーズは何だ。

遠まきに子どもたちを観察
どうやら近くで遊んでいる子どもたちが気になるらしい。しばらく地面に伏せて様子見。キャッキャと飛び跳ねる子どもたちを眺めて固まってしまった。大きな敵とでも認識したのか?

子どもたちに見つかった!
「あ、ねこちゃんだ!」「ねこちゃんのさんぽ?」
どうするビッキー、見つかってしまったぞ。ピンチ!
……しかし明からさまに逃げようとするでも背を逆立てて威嚇するでもなく、普通に顏や背中を触らせていた。あれだけ恐れていた対象にも意外に心が広い(小さくハーッって言ってたけど)。

調子を取り戻してきた
子どもたちと触れあって外の世界を思い出したのか、トコトコと好き勝手な方向に歩き出した。そうだ、これが散歩だ。どんどんヒモを引っ張って歩いていくがよいぞ。

「わたし、散歩を思い出したわ」
「たしかこう、歩くと人間がついてくるのよね、ヒモ持って」
犬のように上手に散歩をされるビッキー。どうやら勝手を思い出したようです。

トコトコ……
尻尾を左右にゆっくりと揺らしながら、人の歩調に合わせてトコトコ歩き始めました。
興味のある場所やモノを見つけた時には、積極的にリードを引っ張ります。

道草を食う
好みの雑草を心ゆくまで食む小動物。いつもの市販の鉢植えの麦とどっちが美味しいですか?

こんな感じで、近所の公園まわりをウォーミングアップしました。最初は遠慮がちな様子でしたが、ちょっと歩くとすぐに散歩の楽しさを思い出したようです。
まだ歩き足りないようなので、ちょっと場所を変えてみようかな。

次は、ビッキーにとって初めての緑道を探検します!
ビキ・テラ散歩、ときどきルポ
