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ガラス工房の主人・こまつさんと、天真爛漫でおてんばな愛犬・ムーコにハマッていく読者が続出! そんな『いとしのムーコ』の作者・みずしな孝之さんに、前回に続きペットとみずしなさん、そしてムーコについてインタビュー。知られざるみずしなさんの悩みとは?
「こんなに好きなのに」……愛は一方通行!?
猫と話せる女子高生を描いた『けものとチャット』(竹書房刊/全7巻)や、アシスタントの藤井みどりさんが飼っている愛猫「ながまさ君」への溺愛ぶりを描いたコミックエッセイ『にゃがまさ通信』(竹書房刊/全1巻)など犬や猫をテーマとしたマンガも多いみずしなさんですが、意外にもご本人は「犬や猫に好いてもらえない」といいます。
「『けものとチャット』で、猫が大好きなのに逃げられてばかりの生徒会長が登場するんですが、僕もそんな感じで近寄っていくと逃げられたりしちゃいます。最近も猫の写真を撮ろうとすると近寄った瞬間にものすごい勢いで臨戦態勢を取っていて……なんででしょうね(笑)」
唯一みずしなさんを目の前にしても逃げない猫は『にゃがまさ通信』に登場するながまさ君。藤井さんが実家に帰ったりして家を空ける時はみずしなさんが預かることになっているそうで、まるで孫のように、文字通り猫かわいがりしているのだそうです。
アテレコで動物が考えていることを想像
みずしなさんの作品では、犬や猫が自分の言葉で気持ちを語ることが多く、しかもその性格づけもバリエーションに富んでいます。
「自分はペットを飼える状態にないし、だからといって猫や犬にはあまりなついてもらえないし。散歩している時や外出中に出会う犬や猫を見て、勝手にアテレコをして楽しんでいます(笑)」
「犬や猫の、人間には理解できない行動に理由をつけてみるのも好き。アテレコは趣味のひとつですね」と話すみずしなさん。「どうしてこんなことするの?」という行動も、こうして想像力を働かせて「こんな見方もある」と考えてみれば、愛犬や愛猫のきもちも、もっと理解できるのかもしれません。
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