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THE WANDERLAND for Dogs, Cats and Us
宅配便などを受け取るとき、みなさんはサインをする派? 私はポン!と認印を捺す派です。玄関に小さな缶を置いて、その中に認印を入れています。ときどき愛猫コウハイにひっくり返されて行方不明になったりするけれど……。今回は、以前、私がオーダーして作ってもらったことがある動物認印・ラバースタンプの専門ネットショップをご紹介します。
どういうわけか、私は子どもの頃から文房具や事務用品に興味がありました。「大人が大事に使っている特別なもの」という気がして憧れていたんですね。その延長で、スタンプやハンコをコレクションするようになり現在に至ります。
スタンプなどは、手紙やカードにペタペタ……。かわいい犬柄のものを見つけてはホクホクでした。しかし、不満がひとつあったのです。それは認印のこと。みんなどれも同じ(まさにハンで捺したように)、あじけない、捺しても面白くない。「遊びゴコロがない」というか「遊び」が入るスキもない感じがして……。
そりゃぁね、認印ですから普通は「鈴木」とか「田中」とか名字が刻まれているだけですよね。そういうものですよね。でも、でもやはり、ここはもうひとつ何かないものかなぁ……。書体に個性があったり、ワンポイントくらいならイラスト入りでも……いいじゃない?
犬猫好きの心を刺激するアニマルスタンプ
そんなときに知ったのがアニマルスタンプ•カワナさんでした。好きな動物の顔を選べて認印を作ってもらえるんです! しかも揃っている動物たちが妙にマニアックで心をそそられるものばかり。
「犬」も、たとえば日本犬なら、秋田犬に甲斐犬、柴犬。「柴犬」の中にも赤柴、白柴、黒柴、子犬バージョン、見返りバージョン。顔も「正面」「横顔」などなど多彩です。
「猫」は、アメリカンショートヘアー、スコティッシュフォールド、ヒマラヤン、三毛猫、キジトラ、黒猫……。寝そべっている姿、歩いている姿。箱座り……バラエティに富んでいます。
ちなみに、私が愛用しているのは愛犬センパイにちなんで「赤柴の横顔」です。この図案にするときも、どれもかわいいので本当に迷いました。「赤柴」ということは決めていたけど、正面を向いているのもかわいいし、子犬もかわいい。最終的に「横顔」にしたのは、このイラストがうちの犬に一番似ているような気がしたから。結局「我が子かわいや♪」なんですね。
かわいいだけではない芸術品!?
アニマルスタンプ・カワナさんの認印・スタンプで、私が気に入っているところはファンシーでないところ。かわいすぎると使っているうちに飽きてしまうし、いい大人が使うのも抵抗があるというか……。
好みの問題でもありますが、愛着がわきにくいし、心地よく使えない。イラストレーターでもある川名和子さんは「リアル系」とおっしゃいますが、リアルでありながらも、そこはかとなく愛嬌が感じられるところが、私は大好き。
アニマルスタンプ・カワナさんのスタンプや認印は、どのイラストもディテールがしっかり描かれているので、リアルさの中に味わいがあるけれど甘くはない。大人がちゃんと普通に使ってもおかしくない認印です。
芸術を感じる認印・スタンプですが銀行印や印鑑登録としての使用はできません。私は先にも書いたように、玄関に置いて小包みや郵便物、宅配便の受け取りのときに捺します。仕事柄、請求書を書くことも多いのですが、請求書にも捺します。今まで「これでは受けつけられません」と言われたことは、一度もありませんよ。
犬&猫以外もすごいのです
犬猫モチーフのほかにも、鳥、うさぎにパンダ、は虫類に両生類、魚•海の生き物、昆虫……。本当にいろんな生き物がありますよ。「まさか、ないでしょう?」と私が思ったオカピやゾウリムシもありました!
なので、愛犬家の知人にもパンダ好きにも昆虫マニアにもプレゼントすることができます。結婚や引っ越しのときなどにプレゼントすると喜んでもらえるのではないかな。
次回は、アニマルスタンプ・カワナの川名和子さんに、スタンプのこと、動物のイラストについてお話を伺います!
取材・文・撮影:いしぐろゆきこ
プロフィール&取材協力店
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いしぐろゆきこ
愛犬誌や女性誌、WEBなどで日々の暮らし、犬猫に関するエッセイやモノのリコメンドを執筆。近著に『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(幻冬舎)。
http://www.blueorange.co.jp/yuruyuru/
アニマルスタンプ・カワナ