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THE WANDERLAND for Dogs, Cats and Us
実は“見た目”そのままじゃない写真加工
グッズ制作を始めた当初は写真をイラストタッチに加工していたそうですが、現在は実物に近づけたリアルテイストなグッズが多いそう。
「飼い主さんからのオーダーメイド品の場合『本物そっくり!』とおっしゃっていただくこともありますが、実は写真に色々と手を加えています。色味を補正したり、明るさを変えたりと製品になったときをイメージしながら作っています」(杏子さん)
「犬や鳥などもそれぞれ難しいポイントはありますが、猫の場合は光によって毛色も違って見えるので、どれが真実かは難しいところでもあるんです」(卓也さん)
書籍『小雪の怒ってなどいない!!』購入者への抽選プレゼントである「小雪クッション」も、どうすれば小雪が映えるクッションになるか、試行錯誤しつつ仕上げた逸品とのことでした!
ちなみに、2人の役割分担は杏子さんが画像処理担当、卓也さんが綿詰めやプリントされた画像のカッティング、縫製を担当。卓也さんは裁縫の知識ゼロからスタートしたとは思えない腕前です!
「アトリエkiji」ではなく「アトリエsaba」だったかも!?
2人が最初に家族に迎えたのは「うーちゃん」と「あーちゃん」の2匹。卓也さんは子供のころに実家で猫を飼っていたものの、杏子さんにとってはこれが初めての猫との生活でした。
「茨城県の保護団体が開催している譲渡会に参加してみたら、姉妹だという『うー』と『あー』がいて。最初は1匹だけのつもりでしたが、これは片方だけじゃなく一緒のほうがいいだろうと両方とも家族にしました」(卓也さん)
おっとりなうーちゃんとは対照的に、常に動き回っているあーちゃんは「ツンデレじゃなくてツン。どうすれば言うことを聞いてもらえるかよく考えています」と卓也さん。うーちゃんとあーちゃんを見ていると、こんなにも猫は人になつくものだったのかと驚いたそうです。一方の杏子さんは「まるで自分の子供みたい」とメロメロな様子でした。
「最初はこの2匹のことをサバトラ柄だと勘違いしてたんです。そのまま勘違いしていたら『アトリエsaba』になっていたかもしれません(笑)」(杏子さん)
そして後輩猫の、りこちゃん。人見知りということで残念ながらこの日は姿を見ることはできませんでしたが、グッズでお目にかかれるので是非チェックしてみてくださいね。
今後はバッグやギミック系グッズを展開
猫好きにはたまらないアトリエkijiの作品。今後はどんなグッズを出すのか、教えてください!
「尻尾が動いたり、足が動くようなギミック系のグッズをもっと出したいですね。『小雪の怒ってなどいない!!』コラボグッズでランチトートを作りましたが、このようなトートバッグも充実させたいと思っています」(卓也さん)
部屋には猫クッション、外出には猫バッグ……。もう、いつでもどこでも猫といっしょ!! 常に猫にキュンキュンできるなんて夢のようです。猫好きのみなさんは、アトリエkijiのグッズに大注目ですよ!
取材・文:岡田モフリシャス
プロフィール&取材協力
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岡田モフリシャス ツイッター:@moflicious
フリーライター。子どもの頃からあこがれていた“猫との生活”を手に入れるも、飼い猫の顔つきがだんだんコワモテになっていく。「こんなに愛情たっぷりなのに……」と一体 なぜこうなったのかわからないまま現在にいたる。毎日が毛まみれで幸せ。
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アトリエkiji
アトリエキジは現在、主に猫をモチーフとしたクッションやアクセサリー・雑貨を制作しています。 リアルで実物大のクッションを部屋に飾り、あたかもそこに猫がいるような存在感を感じて下さい。
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