『ねこのきもち』2014年8月号では、飼い主さんが「こんなときに鳴くのは、こんな気持ちから?」の疑問を検証した【シーン別 ねこの鳴き方判定】を特集しています。 ねこのきもちWebでは読者の方が撮影をした猫の鳴き声ムービーを大公開! 本誌では伝えられない、実際の「鳴き声」をお届けします。
監修/小野寺温先生(帝京科学大学助教)
もともと猫は1匹のときに鳴いたり仲間同士で鳴いてコミュニケーションをとることはあまりしませんが、人との日常生活では鳴いてアピールをすることがよくあります。鳴き声には猫の主張が込められており、その主張は状況によって変わります。鳴き声や鳴き方から理由を理解できれば、猫の心にもっと寄り添えるでしょう(小野寺温先生)。
【この猫の気持ちは?】
『飼い主さんを誘うような鳴き方やしぐさは、かまってほしい証拠。でも、なでると立ち上がるので「なでてほしい」ではないのかも。「自分を見て」「声をかけて」といった控えめアピール?』
【この猫の気持ちは?】
『くぐもったような鳴き声から、ビアンカちゃんのイラっとした気持ちが感じられます。「そろそろもういいや」と感じたときに下ろしてもらえなかったので「もうやめて〜」と訴えたいのかも』
【この猫の気持ちは?】
『外の猫に対する興味から「テウルル〜」と鳴いているのでしょう。相手を観察する様子からは、警戒心もうかがえます。気になる存在だけど、近付くと危ないかなと距離をとっているのかも』
【この猫の気持ちは?】
『スイッチを切ろうとしているのは、音に驚いて、その正体を確かめたい気持ちからでしょう。「恐い!」とまではいかなくても好奇心と警戒心から鳴いているようです』