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いぬねこ街をぷらぷらと 癒しのいぬねこ温泉ものがたり

福島市街から南に十数キロ、吾妻連峰の山懐に位置する土湯温泉。
復興に向けてがんばる温泉街で、人々を癒しながら暮らすいぬたちに会ってきました。

土湯温泉で暮らすいぬたちが、
あったかホカホカのお湯で「お・も・て・な・し」

1000年以上の歴史を持つ古くからの湯治場であり、宮城県・鳴子(なるこ)温泉、宮城県・遠刈田(とおがった)温泉とともに、東北三大こけしの里として有名な土湯温泉。湯量も豊富で市街地からのアクセスもよく、今も昔も福島の人々に親しまれているのどかな温泉地です。

2011年3月の東日本大震災直後は福島県内の主な温泉地が原発被災者の二次避難所となり、土湯温泉の各旅館でもたくさんの被災者が避難生活を送っていました。そのころは1人1泊5000円の補助金もあり、観光客ではないものの温泉街を行き来する人の姿も多かったのですが、2011年8月末に被災者の方々が仮設住宅や借り上げ住宅に移ってから温泉街はひっそりと静まりかえり、本当の正念場を迎えました。
あれから2年余り。その間に廃業・休業する旅館やお店もある中で、土湯温泉街の人々は気持ちをひとつに、多くの試練を乗り越えて踏ん張っています。

「いい湯だな♪」手湯でかえるがお出迎え

土湯のこけしは、丸い頭と細い胴、ろくろ模様とクジラ目、たれ鼻、おちょぼ口が特徴。

「まつや物産店」のティムくん

温泉街の中心部、共同湯「中の湯」の向かいにあるのが「まつや物産店」。レトロなタイル貼りの床が昭和の時代を彷彿とさせる昔ながらの小さなお店ですが、「治助(じすけ)型こけし」を作り続ける伝統のこけし工房でもあります。
ここで看板犬を務めるのが、ティムくん(3才、オス)です。シーズーとペキニーズのMIXで、先代犬のティムが亡くなって3年くらい経ったころ、新聞広告で見つけて川俣村の人から譲ってもらった犬です。
いつもお店の中で、お父さん、お母さんと一緒にテーブルを囲み、常連さんやご近所さんにもかわいがられています。

近所の「ハチ」という大きな犬が苦手で「ハチが来るよ」と言うと、椅子から飛び降りてキャンキャン吠えながら入口のほうへ走って威嚇し、大好きな「クロが来るよ」と言うと嬉しそうに尻尾を振るそうで、家族の間では「ティムは言葉がわかる」とベタ褒めされています。
東日本大震災のときは、あまりのすごい揺れに驚いたせいかティムくんの目玉が飛び出してしまいました。お母さんがその後3日間、「大丈夫だよ」と言って抱き続けたところ、ようやく元に戻ったそうです。

看板犬専用の座布団の上でお客を待つティムくん

現在は息子さんの阿部国敏さん(41歳)が6代目を継承し、土湯で最年少のこけし職人として活躍しています。伝統の技を活かしつつ新しいものづくりに挑戦する国敏さんの作品「ほほえみがえし」は、2009年に「ふくしまものづくり大賞」の特別賞を受賞するなど、注目を集めています。

国敏さんの作品「ほほえみがえし」。櫛型の髪型と横の赤い飾りは、代々「まつや物産店」で受け継がれてきた模様です

ちゃんと椅子に座ってくつろぐティムくん。自分は人間だと思っているのかも

「さかえや」のうどんくんとこつぶくん

温泉街きっての大型旅館「向瀧(むかいたき)」の前にある土産物店が「さかえや」。
「さかえや」には「まつや物産店」にいるティムくんの弟犬こつぶくん(3才・オス)がいます。最初は近所の家で飼われていたのですが、先住犬とうまくいかず「さかえや」で飼ってほしいと連れてこられました。

体は小さいけど度胸たっぷりのこつぶくん。ときどき兄弟のいる「まつや物産店」にも遊びに行きます

東日本大震災前は大勢のお客さんで賑わっていましたが「向瀧」が地震で被災し休業せざるを得ない状態になったため、お店も同時に休業。しばらくは商売抜きで被災者の方々が集まる交流サロンとして開放していました。

そこへようやく「向瀧」が2013年11月に再オープンすることが決まり、それに先立って2013年7月に営業を再開。以前のような土産物だけの店でなく、引き続きサロンとして利用してもらおうと、店の一画にカウンターを造り、和菓子と飲み物を提供するカフェが併設されました。

カフェもできて気軽に入れる雰囲気の「さかえや」

入口左手の緋毛氈(ひもうせん)の上がこつぶくんの定位置。看板犬を立派に務めています

お団子はクルミ、ゴマ、ズンダ、こしあん、醤油あんの5種類あり、1本120円。仙台の有名なお団子屋「つつみ屋」のだんごを取り寄せて販売

この店にはもう一頭、うどんくん(8才・オス)がいます。気が優しくてマイペースのうどんくん、生後2カ月でやってきたこつぶくんをペロペロと舐めてかわいがってくれたのだとか。2頭は必ず近くで寝るというから、こつぶくんはうどんくんをお父さんと思っているのかもしれません。

このうどんくん、体は大きいけれど臆病で地震やサイレンが鳴るたびにびくびくして震えるそうです。片や、こつぶくんは度胸があってまったく動じないというから、犬も見かけじゃ判断できません。
ところで「うどん」という変わった名前は、犬好きの息子さんが、友達とうどんを食べているときに拾った子犬だからという、あまりに単純な理由です。

律儀にお座りして緊張しながら写真撮影に応じるうどんくん。

うどんくんはおとなしくて人間には吠えないのですが、大きい犬が苦手なお客さんもいることや人見知りな性格なので看板犬にはなれず、ふだんはお店に出ていません。その代わりにこつぶくんが毎日、うどんくんの分も看板犬として頑張っています。

 犬も泊まれる温泉宿もありました。

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風評被害に負けずにがんばる福島 温泉街のねこたちも復興に貢献中 コラム いぬ /sanpo/g6n2u9000000m0be-img/g6n2u9000000m0cp.jpg 1 福島県・土湯温泉のいぬ
福島市街から南に十数キロ、吾妻連峰の山懐に位置する土湯温泉。 復興に向けてがんばる温泉街で、人々を癒しながら暮らすいぬたちに会ってきました。 土湯温泉で暮らすいぬたちが、 あったかホカホカのお湯で「お・も・て・な・し」1000年以上の歴史を持つ古くからの湯治場であり、宮城県・鳴子(なるこ)温泉、宮城県・遠刈田(とおがった)温泉とともに、東北三大こけしの里として有名な土湯温泉。湯量も豊富で市街 g6n2u9000000m0be
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