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いぬ図鑑:トイ・プードルの特徴や気をつけておきたい病気などをご紹介します。
トイ・プードル
とい・ぷーどる
- 中型犬(7~14kg)
- 中くらいの毛と長毛(ダブルコート)
- 愛玩犬(元・鳥猟犬)
歴史
プードルは泳ぎが得意で、もともとは鴨猟の回収犬として用いられていた。その後は、フランスやイギリスなどで小型化が行われ、次第に美的な要素も加味されて、今日の愛玩犬となった。また、第二次世界大戦では、救助犬としても活躍した。
起源については不明な部分が多い。非常に古くからヨーロッパ各地にみられ、原産地を特定することは困難であるが、フランスで人気を博したことから、フランス原産とするのが一般的である[1]。一方、「プードル」の語源はドイツ語のPudel(プデル:水中でバチャバチャと音を立てる)であり、ドイツから移入された水辺の猟を得意とする犬が先祖犬であるとされる[1]。また、南欧のウォーター・ドッグ(水中作業犬)との混血説もある[1]。
フランス語ではプードルを、「Caniche(カニッシュ)」という。フランスでは16世紀ごろから上流階級の婦人のあいだでプードル(カニッシュ)の人気が高まり、ミニチュア・サイズのプードルが作出された。17世紀にはイギリスの初代カンバーランド公ルパートが愛犬として飼育していた。18世紀後半のルイ16世の時代には、トイ・プードルも作出された[1]。また、この頃ゲーテのファウストの作中にも黒のプードルが登場する。
外見の特徴・性格など
性格は利口で活発、活動的である[1]。最も知能の高い犬種のひとつであり、躾は入りやすいが、甘えん坊で神経質な一面もある。また気の強さは毛色の順に、レッド(アプリコット)、黒(グレー)、白とする説がある。見た目のかわいらしさ、ゴージャスさや訓練性能の高さから、サーカスなどにも出演する。平均寿命は12 - 13歳。抜け毛や犬特有の体臭もほとんど無いことから家庭犬として非常に人気であるが、日本では爆発的な人気とともに価格が上昇し人気カラーのレッドやアプリコットは一時30 - 60万円で取引されていた。
人気が落ち着いた現在でも比較的高値で取引されており、トリミングが多く必要でもあるため、金銭的な余裕がないと飼うには難しい犬種でもある。近年ではプードルブームがあったため、知識や経験のないブリーダーが金銭目当てで作出した、犬種標準から逸脱した犬(オーバーサイズ・気性が荒い・ミスカラーなど)が急増しているがこちらもかなりの高値で取引されている。
毛質
巻き毛のシングルコートで毛は抜けにくい。非常に毛が絡みやすく、毛玉ができやすいため毎日のブラッシング、定期的なトリミングが欠かせない。巻き毛のシングルコートで毛は抜けにくい。非常に毛が絡みやすく、毛玉ができやすいため毎日のブラッシング、定期的なトリミングが欠かせない。
毛色
巻き毛のシングルコートで毛は抜けにくい。非常に毛が絡みやすく、毛玉ができやすいため毎日のブラッシング、定期的なトリミングが欠かせない。巻き毛のシングルコートで毛は抜けにくい。非常に毛が絡みやすく、毛玉ができやすいため毎日のブラッシング、定期的なトリミングが欠かせない。
気をつけたい病気・ケガ
- ■ 膝のお皿の骨が正常な位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」
- ■ アレルギーなどにより、フケが多くなる、皮膚がベタッと脂っぽくなる「脂漏症」
- ■ 膝のお皿の骨が正常な位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」
- ■ 最近やカビが原因で、外耳道に炎症が起こる「外耳炎」
- ■ 心臓の筋肉が弱くなり心機能が低下することで、全身に血液を送り出せなくなる「拡張型心筋症」
- ■ 心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかりと閉まらなくなってしまう遺伝的な心臓の病気「僧房弁閉鎖不全」
- ■ 炎症を繰り返すことによって気管支が広がってしまい、元に戻らなくなってしまう「気管支拡張症」
- ■ 脳の構造には異常がないにも関わらず、けいれん発作が突然起こる「てんかん」
- ■ 目の水晶体が白くにごって網膜に光が届かなくなることにより、視力が低下する「白内障」
監修:奥村理彦 犬猫総合病院
※大きさに対する注記が入ります。