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イマドキ健康食材 犬に与えてOK?NG?

イマドキ健康食材 犬に与えてOK?NG?

『いぬのきもち』2017年2月号「イマドキ健康食材 犬に与えてOK? NG?」特集では、高円寺アニマルクリニック院長・髙﨑一哉先生のご監修のもと、人の健康にいいといわれる食材を犬に与えてよいか、判定しています。

ヘルシーで栄養価が高いと話題の健康食材は、人にとってはいいことづくしの食べ物に思えますが、犬にとっては思わぬ危険が潜んでいることも。
健康に害がないか、知識を身につけておきましょう。

今回は本誌のなかから、話題の食材と犬に与えてよいかの判定を、少しだけご紹介します。
(撮影/殿村忠博)

判定の見方

○……少量なら与えても害はありません。少量で、かつたまに与える程度なら大丈夫です。
△……与えるならば注意が必要。与えすぎると下痢や体調不良の原因になります。分量をしっかり守って。
×……与えると命にかかわることも。与えないで。犬が食べると中毒を起こしたり、健康を害したりすることがあります。

量の目安

※「与えるなら」で掲載している分量はあくまで目安です。
 ドライフードを主食にしている体重5kgの健康な成犬を想定した分量であり、5kg未満の超小型犬は表示の分量より少なめに与えてください。

※とくに表記のないものは1日分の上限目安量です。
 「与えるなら」の分量の上限まで与える場合、1日におすそわけする食べ物は1、2種類にとどめましょう。

注意

※どんな食べ物でもアレルギー症状を引き起こす可能性はあります。
 愛犬に与えて異変が出たら、ただちに与えるのをやめて、獣医師に診てもらいましょう。

※問題のない食べ物でも、初めてだと下痢をしたり発疹をおこしたりすることも。
 また、与えたことのない食べ物をあえて与える必要はありません。判断に迷ったら、与えない選択をしましょう。

※判定が○や△になっている食べ物でも、アレルギーや持病のある犬や、子犬、シニア犬などに与えると、命にかかわるケースもあります。
 このような犬に与えるときは獣医師に相談しましょう。

※食べ物を与えるときは、のどに詰まらないよう、細かく切るなど下処理をしてから与えてください。

※○△×の判定や量の目安は、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)などの最新の中毒報告を加味して制作しているため、「いぬのきもち」過去号の類似企画や、別冊の小冊子掲載の情報と異なる場合があります。
※掲載している情報は、2016年12月7日現在の情報です。

鹿肉

肉は犬の食性にあった食材ですが、与え過ぎは栄養を偏らせてしまうので注意を。
また、生肉では、サルモネラ菌や大腸菌といった食中毒を起こす原因となる菌が付着していることもあるので、与える場合はしっかり加熱したうえで、味つけせずに与えましょう。

鹿肉は……○
与える場合……5~10g
鹿肉は、脂肪やコレステロールが少ない赤身の肉で、たんぱく質が豊富です。
また、鉄分や、アレルギーに有効だと期待される成分も含まれ、犬に与えるのに適しているといわれています。

与えるなら加熱した状態で5~10g程度が○。

キヌア

健康食材でもとくに注目されているのが、キヌアをはじめとしたシード・穀類です。
水を含ませるとふくらむ特性があるので、おなかの中で急にふくらみ始めると危険!
犬に与える場合はあらかじめ水を吸収させてから与えましょう。

キヌアは……△
与える場合……水を含ませた状態で5g
低カロリーで高たんぱく、ビタミン・ミネラルも多く含みます。
人ではダイエットを目的としたカサ増し用に使うことが多いですが、犬へのダイエット効果が期待できるかはわかっていません。
フードのカサ増しに使うならキャベツなどが無難です。

グレープシードオイル

さまざまな効果が期待される話題のオイルですが、脂質が多くカロリーも高いので、犬の肝臓に負担をかけることも。
また、全般的に紫外線や熱、酸化がNGなので、保存状態にも注意が必要です。

グレープシードオイルは……×
ぶどうを与えられた犬が、腎不全や下痢などを引き起こしたという中毒報告が多くあります。
すでに腎臓などに持病がある犬の場合は重篤症状を引き起こすことも考えられます。

ぶどうの木の種子から作られるグレープシードオイルも、犬には与えないほうが安心でしょう。


いかがでしたか? 
このほかにも「いぬのきもち」2017年2月号『イマドキ健康食材 犬に与えてOK?NG?』特集では、チアシードやスピルリナなど、そのほかの話題の食材も判定しています!
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