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赤ちゃんが犬と暮らすといい理由→病気にもかかりにくいって、なんで!?

赤ちゃんが犬と暮らすといい理由→病気にもかかりにくいって、なんで!?

犬と人がふれあうといい影響があることについては、これまでさまざまな研究がされてきています。

そのなかでも、犬と子どもが一緒に暮らすことの「いい効果」についてはご存知でしょうか?

この記事では、子どもが犬とふれあうことでどのような好影響があるのかについて、くわしく解説します!

「友情」や「責任感」など、子どもの心に多くのものを育む

犬との暮らしは、「子どもの心の成長に重要な役割を果たす」と多くの研究者が評価しています。

たとえば、9~12才で犬を飼い始めた子ども27人を調べた米国の調査では、犬を飼った経験をもつ子どもは、そうでない子どもよりも「社会性が豊か」で、「礼儀正しく育つ」ことが明らかになっているそうです。

横浜国立大学教育人間科学教授の安藤孝敏先生は、次のように話します。

「愛犬との交流や、お世話が上手にできたときの喜びは、愛情や友情、共感性、自尊心、責任感など、子どもの心に多くのものを育みます。生き物のメス・オスの体のしくみの違いや、生死について考えるきっかけにもなるでしょう」

犬とふれあうことで、不安や孤独が解消される!

「犬を飼い始めたら、反抗期の子どもがやさしくなった」
「子どもとの会話が増えた」

などの声は、「いぬのきもち」の読者アンケートにもたくさん寄せられています。

高校生がいる家族間のコミュニケーションを調べた桜美林大学の研究は、上記のような回答の裏づけに!
この調査では、「ペットのいる家庭のほうが、家族間の交流が良好」という結果がでたそうです。

また、米国のジョージア州立大学によるアニマルセラピーの研究でも、「犬とのふれあいが、大学生の不安感や孤独感を減少させる」ことがわかっています。

繊細になりやすい14~25才ごろの若い世代にとって、愛犬の存在は情緒面の安定に大いに役立つようです。

アトピーやぜんそく、花粉症にかかるリスクが低下!

さらに、犬とのふれあいで、子どもが病気にかかりにくいともわかっています。

2012年にフィンランドの大学病院が、ペットのいる家の乳幼児397人を調査したところ、ペットのいない家庭の赤ちゃんに比べて、セキや鼻炎の呼吸器の感染症にかかる確率が約30%低くなり、中耳炎などの確率も約半分に抑えられたそうです。

同病院は、「動物との接触が、体を守る免疫機能の発達を助けるのではないか」と考えています。
フィンランドには、「ぜんそくや花粉症の予防にペットの飼育が有効」とのデータも。

また、米国の研究では、乳幼児期に家にペットが2 匹以上いた子どもは、6〜7才時にアトピー性皮膚炎にかかる確率が、約半分になるとの結果もあるのです。

前出の安藤先生は、次のように述べています。

「犬との暮らしは、赤ちゃんの健康にとってプラスになるよう。ただし、事前に検査を受けて、赤ちゃんに先天的なアレルギーがないか、よく確認するようにしましょう」
犬とふれあうことで、子どもにもいい影響があると期待できるデータが多かったですね。
これから犬を飼おうと考えている人も、ぜひこうしたデータを参考にしてみてもいいかもしれませんね。
出典/「いぬのきもち」2016年8月号『最新研究でわかった!
子ども・大人・高齢者にとってのイイコト 犬を飼うすごい効果に迫ります!』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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