1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 愛犬の食欲が異常すぎる!疑うべき2つの病気とは

犬と暮らす

UP DATE

愛犬の食欲が異常すぎる!疑うべき2つの病気とは

愛犬の食欲が異常すぎる!疑うべき2つの病気とは

ごはんを食べたばかりなのに、すぐに「ごはんが欲しい!」と催促する、いつもの量では足りずにウロウロと食べ物を探し回る……これは、異常のサインです。

愛犬の食欲が急に増えたら、病気の可能性もあります。
この記事では、ごはんを食べる量が増えるのが特徴の病気をふたつ取り上げ、解説します。

①クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

ホルモン異常で起こるクッシング症候群は、多食、多飲多尿、左右対象の体幹部の脱毛、安静時でも過呼吸のようになるなど、さまざまな症状が見られます。食べすぎによる肥満だと勘違いしてしまう飼い主さんもいるようです。

クッシング症候群は免疫機能が低下する病気なため、脂漏症や石灰沈着症など皮膚の異常が見られるケースも。

【クッシング症候群になりやすい犬】
プードル
ミニチュア・ダックスフンド
ポメラニアン
10才以上の高齢犬

②糖尿病

糖尿病もクッシング症候群と同様に、多飲多尿が特徴で食欲の増進も見られることが多いです。
この症状が病気だと気づかない飼い主さんもいますが、病気が進行すると次第に食欲が低下していきます。

糖尿病の合併症として恐ろしいのが、「糖尿病性ケトアシドーシス」。
これになってしまうと、果物が腐ったときのような口臭がするようになります。

重度の虚弱状態に陥ってしまう可能性が高いため、高度な救急医療を受けなければ生命にかかわることも……。

糖尿病性ケトアシドーシスのほか、糖尿病の長期的に見られる合併症としては、「白内障」「腎臓障害」「糖尿病性神経症」などがあります。

【糖尿病になりやすい犬】
トイ・プードル
カニーンヘン・ダックスフンド
ミニチュア・シュナウザー
ビーグル
6〜9才の中年齢犬

食べすぎの症状は同じだけど……クッシング症候群と糖尿病の大きな違いは?

食べる量が急に増えるのはクッシング症候群も糖尿病も同じですが、じつは大きな違いがあります。

・クッシング症候群→太る
・糖尿病→食べてもやせる

このように、糖尿病は「食べても食べてもやせる症状が見られることがある」と覚えておきましょう。

いずれの病気も、そのまま放っておくと症状が進行して、命にかかわる症状に発展する可能性もあります。
愛犬の異変に気づいたら、できるだけ早く獣医師に診てもらうようにしましょう。


出典/「いぬのきもち」『新 愛犬の家庭の医学事典』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る