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予防したい犬の病気【耳の病気】1

予防したい犬の病気【耳の病気】1

犬の病気には様々ありますが、今回は、高温多湿になる初夏から夏の時季に発症したり悪化したりしやすい、「耳の病気」についてご紹介します。

「外耳炎」がさまざまな耳の病気を引き起こす!

耳の病気は、犬の病気のなかでも発症率が高いといわれています。
そのなかでもとくに発症率が高いのが「外耳炎」です。

細菌や寄生虫の感染、アレルギーなどが原因で耳の中に炎症が起き、さまざまな耳の病気のきっかけにもなります。

外耳炎に気づかず放置し、慢性化すると耳の奥まで炎症が広がってしまい、「中耳炎」や「内耳炎」になってしまうことも。
炎症を繰り返すと皮膚が厚くなって耳道が狭くなる「耳道狭窄(じどうきょうさく)」になり、より炎症を起こしやすくなるという悪循環にも陥りがちです。

また、かゆみによって犬が耳をかいたり頭を振ったりすることで耳介に血液がたまり、固くふくらんだ状態になる「耳血腫(じけっしゅ)」を併発することもあります。

夏場のシャンプーや水遊びが、炎症を悪化させることも!

6月から夏場にかけて温度と湿度が高くなる時季は、耳の中が蒸れやすいうえに、犬の体にストレスがかかって免疫が下がりやすくなります。
その結果細菌や寄生虫が増殖しやすくなり、「アレルギー性皮膚炎」や「アトピー」などと併発するケースも多く見られます。

また、お出かけや野外でのレジャーが増えると、体についたノミや寄生虫のほか、草木などが耳に擦れた傷が外耳炎の原因になることも。
水遊びをしたあと、乾かさず耳が濡れたままにしたり、シャンプー液が耳の中に入ったりすることも耳の中で炎症が起きる原因になりうるので、この時季はとくに注意しましょう。

耳の中に“できもの”があれば早めに受診を

季節を問わず耳にできる腫瘍(しゅよう)には、悪性のもの(がん)の可能性があるほか、良性でも大きくなると耳道をふさいでしまうことがあるので、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。
このような耳の病気で愛犬に辛い思いをさせないよう、暑い時期はとくに耳の中を毎日チェックし、ヘンだなと思ったらすぐに受診しましょう!


出典:「いぬのきもち」2017年7月号『データで解析! 今月の予防したい犬の病気』
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