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記事詳細(ニュース記事作成用)

飼い主の悩みに寄り添うことが命のレスキューにつながる

いぬのきもち』偶数月号では、「犬のために何ができるのだろうか」と題して、各自治体やボランティア団体による犬の保護活動についての連載記事を掲載しています。
2016年2月号では、開設からまもなくまる5年となる高崎市動物愛護センターを紹介。今回は、譲渡で幸せになった2つの家族の様子をご紹介します。


記載内容はすべて平成27年10月26日時点のものです。



※1回目の記事はコチラで公開しています。



※この記事は「いぬのきもち」から抜粋しています。「いぬのきもち」のお申し込みはこちら。

保護犬を迎えて知ったペットたちの厳しい現実



「わが家は先代犬も元保護犬です。だから新たな出会いの場が譲渡会なのは当然だと思っていました」と話すのは、高崎市動物愛護センターから13年の夏にヤマトくん、翌年6月にモナカちゃんと、2頭のミニチュア・ダックスフンドを迎えた高橋文子さん、加世子さん親子です。
とはいえ殺処分をはじめペットたちがおかれた厳しい現実について詳しく知ったのは、ヤマトくんを引き取った後のことでした。検索したインターネット情報にショックを受けつつ、もう1頭なら自分でも救えると気づいた文子さんは、なるべく譲渡先が決まりにくい犬を選ぼうと考えました。こうして高橋家に来たモナカちゃんは、譲渡当時の推定年齢7、8才。ロングヘアタイプのはずなのに、ほとんど被毛がない状態で動作も緩慢。心身ともに疲弊した様子でした。



犬 いぬのきもち 犬のために何ができるだろうか

元保護犬の2頭に一時預かり犬の合計3頭と暮らす高橋さん親子

「譲渡されるとき、おそらく繁殖業者に飼育放棄されたのだろうと説明を受けました。わが家に迎えたばかりのころ、私がヤマトとボール投げをしても、モナカは不思議そうに眺めるだけでした。きっと生まれてから一度も遊んだことがなかったのでしょうね」という文子さん。
そんなモナカちゃんも清潔で安心できる環境のなか、栄養バランスのとれた食事と愛情をたっぷりと与えられて健康をとり戻し表情豊かに。



それから1年ほどしたとき、NPO法人群馬わんにゃんネットワークのサイトを介して知ったのが保護犬のムサシくんでした。アップされていたのは、部分的に大きく脱毛して皮膚が赤くなった痛々しい写真。群馬わんにゃんネットワーク理事長の飯田有紀子さんに詳しく状況を聞くと「治療が必要で、飼い主が見つかるまで時間がかかりそう」とのことでした。それならわが家で一時預かりとしてお世話しようと決断したという高橋さん。
一緒に暮らしてみるとムサシくんは遊び好きで人なつっこい性格。現在も一部無毛状態ではあるものの健康状態は良好です。「本当はムサシも家族にしたい。でも犬を飼うには、金銭面も含め責任重大です。このコのことを理解してくれるやさしい飼い主さんと、よいご縁がつながることを願っています」と話す高橋さん親子です。

犬 いぬのきもち 犬のために何ができるだろうか

飼い主募集中のムサシくん。フレンドリーで好奇心旺盛


ライフスタイルにマッチ。人と犬の両方が幸せに



レオくんのお気に入りの場所は、リビングの窓際に置かれたソファに座る飼い主さんのひざの上。堂々とした態度で甘える姿には、愛されている犬特有の自信があふれています。飼い主の長橋照子さんは高崎市にお勤め。以前の愛犬を老衰で亡くし、再び犬と生活したいと考えていたとき、同僚の大熊さんを介して保護犬のことを知りました。



しかし夫婦ともフルタイムで働き、子どもにアレルギーがあることから飼育可能な犬は限られました。
「大熊さんに事情を相談したところ室内で留守番ができる成犬のプードルがいると紹介されたのです。抜け毛の少ない犬種ならアレルギーに反応しにくいと判断して迎えることを決めました」という長橋さん。
保護中はとても怖がりで、これまでお散歩の経験もほとんどなかったというレオくん。それでも数日したら、常に家族の誰かの後をついて歩くなど素直に甘えてくれるようになったのだそう。



「でもお散歩が楽しめるようになるには、少し時間がかかりました。最初は聞き慣れない音に立ち止まってしまい、抱っこして帰宅したことも。焦らず毎日続けながら、少しずつ距離を延ばしました」と長橋さんは当時を振り返ります。
おかげで現在のレオくんは、お散歩が大好きになりました。「家のなかに笑いをもたらしてくれる大切な家族です。だからいつまでも元気に長生きしてほしい。これ以上、レオに望むことはありません」と笑う長橋さんです。

庭先のデッキで。「休日は一緒の時間をたっぷり楽しみます」


本当の目標は収容ゼロ。啓発活動に力をいれたい



同センターの開設から、減少しつづけている犬の殺処分。しかし大熊さんは「処分ゼロよりも、本当に大切なのは収容ゼロだと考えています」と話します。とくに迷い犬については、しばらくすれば自力で帰ると信じている飼い主さんがいまだ多い状況で、大熊さんは啓発事業強化の必要性を感じています。
「飼育経験が豊富な人のなかには、昔ながらの飼い方が正解だと信じているケースも見られます。情報不足が原因で不幸になる動物を減らすためにも、子ども向けの講座と同時に、大人向け講座の実施数も増やしていきたいと思っています」


飼い主募集中の保護犬たち。詳しい最新情報は、高崎市動物愛護センター専用サイトの“譲渡予定の動物一覧”から見ることができます。
※群馬県民の方にのみ譲渡可能。県外在住の方はNPO法人群馬わんにゃんネットワークにメールでお問い合わせください。
g.wannet@gmail.com
※保護犬の情報は2015年10月26日現在のものです。


■問い合わせ先
・高崎市動物愛護センター



「いぬのきもち」の連載「犬のために何ができるのだろうか」では、各自治体やボランティア団体による犬の保護活動を紹介しています。



※「犬のために何ができるのだろうか」は偶数月の号に掲載しています。


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