寒くなると、くしゃみや鼻水が出ます。

おそらくご相談者様の愛猫は、以前、猫風邪を患ったことがあるのだと思います。いわゆる猫風邪と呼ばれるのは、猫ウイルス性鼻気管炎のことで、猫のヘルペスウイルスというウイルスの感染により、元気・食欲がなくなり、発熱したり、鼻水やくしゃみ、結膜炎による涙目などの症状がでる病気です。主に感染した猫のくしゃみや分泌液などから感染します。

このヘルペスウイルスというウイルスは、一度感染してしまうと、免疫ができて症状がなくなっても、ウイルスが神経細胞の奥に隠れてしまうため、時間がたって猫がストレスを受けたり、猫の免疫力が下がったりすると、また出てくるという特徴があります。

ご相談者様の愛猫は寒さによって、体がストレスを感じて、隠れていたウイルスが出てきてしまい、症状が出たのだと思われます。この病気は完治することが難しいですから、ウイルスを抑えるサプリメントを飲んだり、症状がでてきたら、その都度対症療法をするような治療になってきます。

またワクチンによっても症状の軽減ができます。また、季節性のアレルギーという可能性もあるでしょう。あまり症状がひどいときは、動物病院に受診するようにしましょう。

ミックス|♀|0歳11カ月

監修／ねこのきもち相談室　担当獣医師

CATEGORY Q＆A病気・健康

2015/12/25 UP DATE

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