キャットフードの評価・評判の真相|獣医師監修

愛猫が毎日食べるキャットフードは、できるだけよいものを与えたい——。しかし、どんなキャットフードを選べばよいのかわからないという飼い主さんも多いでしょう。
そこで今回は、愛猫にあったキャットフードを選ぶために知っておきたい、キャットフードに関する情報をまとめてみました。

監修/徳本一義(獣医師)

ネットで見かけるキャットフードの評判、信じていいの?

インターネット(以下、ネット)は非常に便利なツールなので、ほかの飼い主さんの口コミや何が人気なのかを調べ、キャットフード選びの参考にする方も多いでしょう。しかし、中には特定の商品を推奨したり、宣伝したりする目的で作られたウェブサイトも。そのひとつに、「アフィリエイト」を利用したウェブサイトが挙げられます。

Q1
「アフィリエイト」とは?

アフィリエイトとは、成果報酬型の広告のことで、主に自身のウェブサイトやブログなどに特定の商品やサービスの広告を掲載し、訪問者がその広告をクリックして商品やサービスを購入すると、生じた利益に応じて、広告を掲載した人に成果報酬が支払われるというものです。

アフィリエイト広告によって販売される商品は、化粧品や健康食品などさまざまですが、キャットフードメーカーの中にも、アフィリエイト広告を使って商品を販売しているところがあります。

もちろん、アフィリエイト自体は悪いものではなく、正当な広告手法です。アフィリエイト広告を使って販売されているキャットフードの質が低いということでもありません。しかし、成果報酬が高いキャットフードを自身のウェブサイトで売る(報酬を得る)ために、調査方法や根拠が明記されていないランキングを紹介している人(アフィリエイター)もいるようです。

そのため、ネットを参考にキャットフードを選ぶ際には、キャットフードに関する知識はもちろん、目の前の情報の正確性を見極める力(メディアリテラシー)を身につける必要があるでしょう。

Q2
どうやって正しい情報かを見極めればよいの?

そのウェブサイトの情報が正しいものかどうかを知るためには、情報の根拠が示されているかを確認するほか、発信者の名前(会社名)が明らかで信頼できるか、また、専門家の見解であるかなどをチェックしてみましょう。

そのほか、特定のキャットフードを極端にほめたり、それ以外のキャットフードを批判したりしているウェブサイトの場合は、違うウェブサイトの情報や大手通販サイトの口コミなどを確認してみるのもよい方法です。

なお、どのような商品がアフィリエイト広告で販売されているのか気になる場合は、「キャットフード アフィリエイト」などと検索してみるのもよいかもしれません。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「【キャットフードクイズ!】フード選びの間違いを獣医師がお答えします!」
https://cat.benesse.ne.jp/lovecat/content/?id=14897

よく耳にする「キャットフードの噂」について獣医師に聞いた!

このように、ネット上の情報がすべて信用できるものとは限らないとなると、私たちがよく耳にする「キャットフードの噂」は、どこまで本当なのでしょうか?ここでは、気になるキャットフードに関する噂をピックアップし、獣医師の先生にお話を聞いてみました。

Q1
キャットフードはグレインフリーがよいって本当?

猫は穀類を消化できないから、キャットフードはグレインフリーがよいという話を耳にしますが、本当なのでしょうか?
たしかに、野生時代の猫は穀類を食べていなかったと考えられていますが、それは、穀類に含まれる炭水化物が、そのままの状態では消化できないためです。キャットフードに使用されている穀類はきちんと加熱調理され、炭水化物もアルファ化されたものが使用されていますので、グレインフリーでなくても問題ありません。
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Q2
キャットフードに使用される「ミール」は危険?

キャットフードに使われている「チキンミール」や「ミートミール」には、何が入っているかわからないから危険と聞いたのですが……。
キャットフードに使われる動物由来の原材料については、その安全性を確保するために、原料の収集先や製造、輸送について、国が法律にのっとって運用しています。
また、国内で販売されるキャットフードに使用する動物由来の肉粉は、国の定める製造基準に適合することを確認された製造事業者でなければ、製造・出荷はできませんので、「チキンミール」や「ミートミール」は、安心して与えられる原材料です。
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Q3
キャットフードに使われている添加物は危険?

キャットフードに使用されている、酸化防止剤や保存料などの添加物は、猫にとって有害という噂を聞きましたが、本当なのでしょうか?
法律のもと販売されているキャットフードに使用されている添加物は、猫に危険を及ぼすものではありません。酸化防止剤や保存料などの添加物は、品質保持のために使用されています。なお、キャットフードに使用する添加物の量は、法律によって定められており、その範囲内であれば安全であることが科学的に確認されています。
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Q4
無添加キャットフードの方が猫の健康によい?

「無添加キャットフード」の方が猫の健康によいと聞きましたが、実際はどうなのでしょうか?
添加物の有無が、そのキャットフードのよさを判断する材料にはなりません。人にもアレルギーがあるように、猫も食べ物が原因で皮膚疾患を起こしたり、素材があわずに吐いてしまったりするなど、体質にあわないケースもあるからです。大切なのは栄養バランスです。
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Q5
国産キャットフードの方が良質って本当?

外国産のキャットフードよりも、国産のキャットフードの方が、安全で良質だと聞きました。
法律によって、国内で流通するすべてのキャットフードの安全性や品質は確保されています。そのため、キャットフードの安全性や品質の優劣を、産地で判断することはできません。
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Q6
オーガニックのキャットフードの方が健康によい?

オーガニックのキャットフードは、ほかのキャットフードに比べると、健康維持効果が期待できると聞きましたが本当ですか?
「オーガニック」と書かれたキャットフードの方が、ほかのキャットフードよりも優れているわけではありません。これは製品の作り方や原材料に対する説明であって、品質や安全性の高さを保証しているものではないので、素材にこだわりたいときなどの参考指標のひとつにするとよいでしょう。
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Q7
ビートパルプには硫酸系薬剤が残っていて危険!?

キャットフードの原材料に使用される「ビートパルプ」には、硫酸系の薬剤が残っているという噂を聞いたのですが……。
ビートパルプは安全な原材料です。キャットフードに使用されるビートパルプを硫酸で処理することはありません。ビートパルプなどの食物繊維に含まれる「粗繊維」の量を測定する場合、定められた測定方法に硫酸を用いる過程があるため、そのようなウソの噂が流れているのでしょう。しかし、猫の体に害のある成分がキャットフードに残存してはならないことは、法律で定められていますので安心してください。
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Q8
猫には動物性たんぱく質の方があっている?

猫は肉食なので、植物由来の栄養素よりも、動物由来の栄養素の方が、消化・吸収がよいと耳にしました。
生の肉と生の穀物を食べた場合であれば、生の肉の方が効率よく消化・吸収できるでしょう。しかし、キャットフードに含まれる植物性の原材料は、消化のよい状態に加工されていますので、植物性由来の原材料が使用されていても何ら問題ありません。
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日本で販売されるキャットフードの安全性や品質を保証する法律とは?

以上の先生のお話をふまえると、日本で流通しているキャットフードは法律などによってその安全性と品質が保証されているということがわかります。では一体、このキャットフードの安全性や品質を保証する法律とは、どのようなものなのでしょうか?

キャットフードの安全性や品質を保証する「ペットフード安全法」

2009年に制定された「ペットフード安全法(正式名:愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)」は、ペットフードの安全性を確保し、猫や犬の健康を守ることで、動物愛護に寄与することを目的とした法律です。

この法律では、安全なペットフードの流通のため、守るべき基準や規格などを定め、さらに、事業者はそれを守って製造・輸入・販売することが定められています。また、もしもこの法律に違反したものが確認された場合は、国は対象となるペットフードの廃棄や回収などの命令を行うことができます。

「ペットフードの表示に関する公正競争規約」というルールも

ペットフードにはほかにも、ペットフード公正取引協議会によって制定されている「ペットフードの表示に関する公正競争規約」というルールもあります。これは、消費者がペットフードを選ぶ際に必要となる情報の提供と、業界内の公正な競争の確保を目的としたものです。

自主基準ではありますが、国内で流通しているペットフードの90%以上が、この団体に所属する事業者から販売されているものであり、市場に出回るほとんどのペットフードはこの規約に沿って表示が行われています。

愛猫にあったものを選び与えることが大切

このように、日本で流通しているキャットフードの安全性や品質は、法律などによって保証されているため、飼い主さんはそれらについて極端に心配する必要はありません。しかし、どんなに安全で良質なキャットフードであっても、愛猫の体質や年齢、健康状態などにあわなければ、体調不良を起こすおそれがあることも事実です。

大切なのは栄養バランスですが、飼い主さんが愛猫についてよく理解し、体質や年齢、健康状態にあったキャットフードを選ぶことが大切といえるでしょう。

キャットフードを選ぶときのポイントや注意点とは?

では、愛猫に最適なキャットフードを選ぶ際、どのような点に注意すればよいのでしょうか?

主食は「総合栄養食」のキャットフードを

「総合栄養食」とは、そのフードと適量の水を与えていれば、猫の健康が維持できるように栄養バランスが整えられたもの。猫の主食として与えるキャットフードは、パッケージに「総合栄養食」と記載されたものから選びましょう。

愛猫の年齢などライフステージにあったものを選ぶ

「総合栄養食」のキャットフードといっても、さまざまな種類があります。猫に必要な栄養素の量は、個体差にもよりますが、ライフステージ(年齢や肥満などの生活状態、妊娠などの生理状態)によって変化しますので、ライフステージや猫種、愛猫の状態などにあったキャットフードを選ぶのもひとつの手です。

「療法食」を与えるときは獣医師の指示に従う

キャットフードには、特定の病気や健康状態に応じて栄養素が調整された「療法食」というものがありますが、これを与えるときは、必ず獣医師の指示に従う必要があります。

なお、総合栄養食の中には、「○○に配慮」などと記載されたものもありますが、これらはあくまで健康な猫が病気に備えるためのもの。愛猫が病気と診断されたときは、獣医師の指導のもとキャットフードを選びましょう。

原材料の表示順に惑わされない

キャットフードの原材料名は、重量の割合の大きいものから記載するルールとなっています。しかし、これには原材料に含まれる水分量なども影響するため、原材料の表示順が、必ずしもキャットフードの栄養素の割合や質と一致するとは限りません。

キャットフードの栄養バランスについて知りたい場合は、パッケージに記載されている主な栄養素や水分の重量比を示す「保証成分値」の欄を確認するとよいでしょう。

必ず「猫用」の総合栄養食にする

犬とは違い猫は肉食ですから、三大栄養素のうち、たんぱく質の割合が多くなります。そのため、犬用ではなく必ず猫用のフードを選びましょう。

ウェットフードとドライフード、それぞれのメリットを理解しておくことも大切

「総合栄養食」のキャットフードには、ウェットタイプやドライタイプ(カリカリ)など、さまざまな食感のものがあります。それぞれ特徴やメリットが異なりますから、よく調べてから選ぶようにしましょう。

手作りのキャットフードを与える場合の注意点

手作りのキャットフードのみで1日に必要な栄養素をまかなうためには、かなりの知識と労力が必要となります。

専門的な知識がない限り、毎日の主食には愛猫にあった総合栄養食のキャットフードを選び、手作りのキャットフードはイベント時など “たまのお楽しみ” 程度にするといいでしょう。

飼い主さんに聞いた「与えているドライフードメーカー」ランキング

「ねこのきもち」ユーザーが選んだ人気アイテムランキング2019 ドライフードブランド部門

ねこのきもちでは、公式アプリ「ねこのきもちアプリ」ユーザーにご協力をいただき、2019年5月、キャットフードに関するアンケートを発表しました。ここでは、その結果をもとに作成したランキングをご紹介します。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「ドライフードブランド部門ランキング ねこのきもちユーザー人気ランキング2019」
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=45096

冒頭でもお話しした通り、キャットフードに関するランキングサイトなどでは、興味を引くための大げさな表現や、根拠のないランキングを掲載しているサイトも少なくありません。

しかし、今回ご紹介するランキングは、実際に愛猫と生活されている飼い主のみなさんからいただいた、“生の声”に基づく根拠のあるもの。安心して参考にしていただけるものになっておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ロイヤルカナン(ロイヤルカナン ジャポン)

「すべては犬と猫のために」をモットーに、栄養学に基づいて安心かつ安全なフードを作っているロイヤルカナンは、フランスに本社がある大手ペットフードメーカーです。ロイヤルカナンのキャットフードの特徴といえば「猫種別」「ライフステージ別」「お悩み別」「病中病後の療法食」など、ラインナップが豊富な点でしょう。

なお、ロイヤルカナンジャポンで取り扱っている製品は、フランス、オーストリア、オーストラリア、カナダ、韓国の工場で製造されたもので、最先端の研究のもと、世界共通の製造工程で、どの工場でも同じ高い品質のフードが作られています。

飼い主さんが選んだ理由はこれ

・「獣医師のおすすめで選びましたが、ウチのコにはあっていました。体調もよいです。」(愛猫:ハルちゃん/スコティッシュ・フォールド)
・「使っている原材料の質がよいから」(愛猫:カナちゃん/ミックス)
・「避妊手術後の肥満防止にとすすめられました」(愛猫:くるみちゃん/ロシアンブルー)
・「成長期には栄養価の高いこのフードがよいと、お店ですすめられたから」(愛猫:ベルちゃん/ベンガル)

製品例

『フィーライン ケア ニュートリション ヘアボール ケア』
猫は毛づくろいの際、たくさんの毛を飲み込んでしまいますが、飲み込んだ毛を健康的に排出できるよう、サポートしてくれるのがこちらのキャットフードです。複数の食物繊維が配合されており、健康的な消化管の運動を維持してくれます。

ねこのきもちフードサポート ロイヤルカナン

ピュリナ ワン(ネスレ ピュリナ ペットケア)

「ピュリナ ワン」は、ペット専門栄養士による栄養設計で、健康6要素(理想的な体格/抵抗力の維持/健康的な骨格と関節/消化吸収性と便/皮膚・被毛の健康と目の輝き/健康な歯)に必要な栄養を、バランスよく満たしたプレミアムフードです。

飼い主さんが選んだ理由はこれ

・「品質の割には安いから」(愛猫:きなこちゃん/ミックス)
・「味の種類が多いから」(愛猫:くうがちゃん/ミックス)
・「保護猫カフェですすめられて選んだが、食い付きがよく、よく食べる」(愛猫:武士ちゃん/ミックス)
・「品質と価格のバランスがよいから」(愛猫:みかんちゃん/ミックス)

製品例

『ピュリナ ワン 避妊・去勢した猫の体重ケア』
猫の肥満には、運動不足や食べ過ぎはもちろん、避妊・去勢手術なども大きく関係しているといわれています。主原料に新鮮なターキーを使用し、低カロリーで低脂肪設計のこちらは、合成着色料・香料無添加。やさしい素材で体重ケアできます。

モンプチ(ネスレ ピュリナ ペットケア)

ドライ、ウェット、ペーストなど、さまざまな形状のフードが豊富に揃うモンプチ。魚(まぐろ・かつおなど)、肉(ビーフ・チキン)と、猫がおいしく食べられる味を追求しています。小分け包装されているので、猫が食べきりやすい点も人気の秘訣でしょう。

飼い主さんが選んだ理由はこれ

・「これを食べて前の猫が22年も長生きしたから」(愛猫:かきまるちゃん/ミックス)
・「モンプチシリーズしか食べない」(愛猫:マロンちゃん/ミックス)
・「小分けされていて、コスパがいいから」(愛猫:だいすけちゃん/ミックス)
・「種類が豊富だから」(愛猫:まるちゃん/アメリカン・ショートヘア)

製品例

『モンプチ ドライ 5種のフィッシュブレンド』
まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚をブレンドした、味わいと歯ごたえが人気のメニュー。厳選した5種の食材が絶妙にブレンドされていて、猫を飽きさせないおいしさと評判です。

4位 銀のスプーン(ユニ・チャーム)

大切な猫に「毎日大好きなものを食べて、毎日幸せでいてほしい」という想いが詰まったフードブランド。素材のおいしさを閉じ込めた粒に、かつお節や挽き小魚を入れて、最後の一口まで夢中になれるおいしさが特徴です。

《製品例》
『銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て(まぐろ・かつお・煮干し・白身魚・しらす入り)』
魚の旨みをギュッと閉じ込めた、おいしさと栄養バランスを兼ね備えたキャットフード。「贅沢うまみ仕立て」シリーズは、子猫用や高齢猫用、食事の吐き戻し軽減フードといったラインナップも豊富なので、愛猫にあったフードが見つかるはず。

5位 懐石(日清ペットフード)

懐石シリーズは、猫が好む具材を吟味し、磨き上げた技と繊細な心配りで、一膳一膳を味わい豊かに演出した、日本料理のように美しいキャットフードです。見た目の贅沢さはもちろん、ドライタイプのほかにも、ウェットタイプ(缶詰・パウチ)がラインナップされ、種類が豊富なのも◎

《製品例》
『懐石4dish 瀬戸内の小魚バラエティ』
嗜好性の高さと、厳選されたトッピングによる飽きないおいしさで、好評のシリーズ。猫が噛むたびに「おいしさ」を体験できるように“旨味パウダー”が配合されています。

6位 サイエンス・ダイエット™(日本ヒルズ・コルゲート)

1939年以来、ペット栄養学をもとにしてフードの開発を続けている、ヒルズ社のフードブランド。チキンやまぐろ、サーモンなどの自然素材を使用し、高品質のたんぱく質や科学的に証明された抗酸化成分を配合。合成の香料・保存料を使用していないのも特徴です。

7位 ニュートロ™ ナチュラル チョイス™(マース ジャパン)

厳選した自然素材にこだわり、高品質なチキン(肉)やサーモン(すり身)を第一主原料に使用したフードブランド。室内猫用や減量用、毛玉トータルケアや穀物フリーなど、愛猫の状態にあわせて選べるのがポイントです。

ねこのきもちフードサポート ニュートロ

8位 ミャウミャウ(アイシア)

北里大学獣医学部・有原圭三教授とアイシアが共同開発した「a-iペプチド」を配合した、愛猫の心の健康維持をサポートするフードブランド。ドライ~ウェットなど、種類も豊富です。

9位 メディファス(ペットライン)

麻布大学獣医学部との共同研究をもとに開発された、国産キャットフードブランド。下部尿路の健康ケアをベースにしているのが特徴です。

10位 アイムス(マース ジャパン)

「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」など、年代ごとに揃った豊富なラインナップで、日々の健康をサポートするフードブランドです。新鮮さをキープできる小分けパックもうれしいポイント。

気になるフードブランドはありましたか?
ねこのきもちでは、「購入しているウエットフードブランド」についてもアンケートを実施していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、人気のキャットフード(一部)が購入できるサービスも行っておりますので、ぜひご活用ください。
ねこのきもちフードサポート

ねこのきもちWEB MAGAZINE「ウエットフードブランド部門ランキング ねこのきもちユーザー人気ランキング2019」
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=45123

人気キャットフード3つを比較してみた!

「与えているドライフードメーカー」ランキングTOP3にランクインしたブランドの製品のうち、そのコにあったものを実際に試して、比較してみました。

体験したのは?

紺道ゆあん(飼い主歴10年)
「ねこのきもち WEB MAGAZINE」を中心に執筆しているライター。ミックスのこてつ(3才オス)、ミル(2才メス)と暮らす猫大好き人間。

3つのフードを食べてくれたのは?

今回3つのキャットフードを食べてくれたのは、ミックスのこてつ(3才オス)です。
生後2カ月ぐらいのときに、近所でウロウロしていたところを保護しました。ミルクで育てたこともあったのか、体の成長が早くまたたく間に成猫並の体格に!ミルクを卒業後はもっぱらドライフードばかりを好んで食べています。後輩猫のミル(2才メス)とは、まるで本物の兄妹のように仲良く過ごすのんびり屋。ふたりでよく遊んでいて肥満の心配は今のところありませんが、メタボにはさせたくないのでフードに気をつけてゆる~く体重管理をしています。

今回試してみたのはこの3つ!

ロイヤルカナン『FHN インドア(室内で生活する猫専用フード 成猫用)』

ロイヤルカナン『FHN インドア(室内で生活する成猫用 生後12カ月齢から7歳まで)』体験レポ

粒の大きさやかたちは?

1つ約1cmの正三角形の粒。このフードは、消化率90%の超高消化性タンパクを使用していて健康的な消化を維持してくれるはたらきがあるそう。
形状はころっとしていなくて平たいので、転がっていく心配もありません。

フードのニオイは?

フードの袋を開けてみての第一印象は「ふだん食べているフードよりニオイが少なくクセがない」という感じ。そのためか、ニオイに警戒して近づかないということはありませんでした。

食いつきのよさは?

はじめの1週間はこれまで与えていたフードと混ぜて与え、徐々に新しいフードの比率をアップ。「ちゃんと食べてくれるかな?」と少し心配でしたが、予想に反して最初から勢いよく食べてくれました!およそ1カ月間お試ししましたが、飽きることもなかったのでよかったです。

食べさせてからの変化は?

Before

After

まずウンチがよりスムーズに出るようになり、それと同時に出る量も減ったのに驚きました。ウンチのニオイもこれまでより弱くなったように感じるので、しっかりとおなかの中で消化されているのかもしれません。また、毛にしっとりツヤが出てきたようにも思います。

約1カ月間使ってみた感想

「動物病院ですすめられる少し高級なフード」というイメージが強く、今まで与えたことはなかったのですが、今回の体験で猫の体にはとてもよさそうだとわかり「さすがロイヤルカナンだな!」と感じました。費用対効果の期待に応えてくれるフードなので、今後も安心して与えられそうです。

健康管理のため、後輩猫にも食べさせてみようかなと思っています。

ピュリナ ワン『美味を求める成猫用 1歳以上 チキン』

ピュリナワン『美味を求める成猫用 1歳以上 チキン』体験レポ

粒の大きさやかたちは?

楕円形、角丸長方形(薄茶)、プロペラ形(濃茶)の3つのかたちの粒がミックスされています。ひとつひとつが、とても平たい形状をしているのも特徴です。

フードのニオイは?

開封時と皿に移したときに、猫の食欲をそそるおいしそうなチキンの香りが漂いました。香りは少し強めな印象がしましたが、イヤなニオイではなく、あくまでも「おいしそう」と感じる香りでした。

食いつきのよさは?

香りがよいせいか、食いつきはとてもよかったです。このまま完全にこちらのフードに切り替えてもよさそうなくらいよく食べてくれたのですが、様子を見ながら従来のフードと混ぜて与えてみることに。早い段階で完全に切り替えできたので、よほどおいしかったのかもしれません。

食べさせてからの変化は?

Before

After

約1カ月間での見た目の変化については、ロイヤルカナンで土台ができていたためか、毛全体が少し柔らかくなり、まとまりが出てきたように感じます。頭頂部の黒い毛や、尻尾などの毛先にも、ツヤがしっかりとあらわれてきました。
ウンチの量は、ロイヤルカナンを食べていた頃に比べるとやや多めですが、スッキリ排便できている気がしました。かたちも健康的なバナナ形で、「きちんと消化されているんだな」と実感!

約1カ月間使ってみた感想

ユニークな形状の粒で、香りや愛猫の食いつきもよく、消化もしっかりされているようなので、安心して与えられるフードだと感じました。価格が比較的お手頃なのもポイントですね。

マグネシウムの配合量にもこだわってつくられていて、尿路結石の予防にも役立つということなので、今後も与えてみたいと思っています。

モンプチ『ドライバッグ 成猫用 5種のこだわりブレンド ターキー・チキン・お米・かつお・小魚味』

モンプチ『ドライバッグ 成猫用 5種のこだわりブレンド ターキー・チキン・お米・かつお・小魚味』体験レポ

粒の大きさやかたちは?

大きさは約1cm、かたちは花・ハート、ひし形、三日月の4種類。ツートーンカラーで、器の外に転がりにくい平たい形状をしています。

フードのニオイは?

ニオイは今回体験した3つのフードの中で一番弱かったです。チキンやお米、小魚といった、あっさり目の素材が使われているからかもしれません。

食いつきのよさは?

これまでに試した2つのフードは香りが結構はっきりしていたので、きちんと食べてくれるか少しだけ不安でしたが、食いつきは思ったよりもよかったので安心!前回のフードに混ぜてだんだんとこちらのフードを増やしていき、問題なく切り替えることができました。

食べさせてからの変化は?

Before

After

前回のフードを食べていた頃よりも、ウンチの量はやや減り、ニオイも弱くなったように感じます。たまにコロコロした形状のウンチが出ることもありましたが、便通はおおむね順調で排便もスムーズでした。
また、モンプチを食べ始めた頃は毛が少しモサモサしていたのですが、毛のまとまりがよくなり、しっとりなめらかな質感に変わりました。

約1カ月間使ってみた感想

食いつきも問題なく、消化もしっかりされているようだったので、毎日の食事として安心して与えられるフードだと感じました。モンプチには「ごちそう」「ごほうび」「リッチ」などのイメージがありましたが、この期間で自分の中のイメージが一新されたように思います。

今回、3つのフードの体験で共通していたのは、ウンチの量がこれまでより減っておなかの調子がよくなったことと、体毛のツヤが増して触り心地がよくなったことです。毎日与える食事の大切さを改めて感じたので、今後も猫の体のことをしっかり考えてつくられているフードを継続して与えていきたいと思います。

人気ドッグフードメーカー比較表

商品名
ロイヤルカナン
FHN インドア(室内で生活する猫専用フード 成猫用)
ピュリナ ワン
美味を求める成猫用 1歳以上 チキン
モンプチ
5種のこだわりブレンド(ターキー・チキン・お米・かつお・小魚味)成猫用
原材料
肉類(鶏、七面鳥)、米、小麦、とうもろこし、植物性分離タンパク*、動物性脂肪、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、小麦粉、植物性繊維、ビートパルプ、酵母および酵母エキス、大豆油、フラクトオリゴ糖、魚油(EPA/DHA源)、サイリウム、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、ミネラル類(Ca、Cl、Na、K、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、B2、パントテン酸カルシウム、B1、B6、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
*超高消化性タンパク(消化率90%以上)
チキン、米、コーングルテンミール、家禽ミール、小麦粉、油脂類(牛脂、大豆油)、とうもろこし、フィッシュミール、大豆たんぱく、酵母、フィッシュパウダー、たんぱく加水分解物、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、カラメル色素、ピロリン酸ナトリウム、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(リジン、タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール) 穀類(米、コーングルテン、とうもろこし等)、肉類(家禽ミール、チキン、ターキー等)、動物性油脂、豆類(大豆ミール)、たんぱく加水分解物、魚介類(フィッシュパウダー(かつお、小魚))、酵母、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(タウリン)、着色料(食用赤色40号、食用青色2号、食用黄色4号、酸化チタン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
保証分析値
たんぱく質:25.0%以上
脂質:11.0%以上
粗繊維:5.0%以下
灰分:8.0%以下
水分:6.5%以下
粗たんぱく質:33%以上
粗脂肪:13%以上
粗繊維:2%以下
粗灰分:8.5%以下
水分:12%以下
たんぱく質:32%以上
脂質:16%以上
粗繊維:4.5%以下
灰分:9%以下
水分:12%以下
代謝エネルギー
375 kcal/100g 430kcal/100g 396 kcal/100g

正しい知識をもって、愛猫にあったキャットフードを見極めよう

繰り返しになりますが、キャットフードに関するランキングサイトや比較サイトは、誤った情報が掲載されていることも少なくありません。そのため、愛猫にあったキャットフードを選ぶためには、飼い主さんがキャットフードに関する正しい知識を身につけることが非常に重要といえるでしょう。

また、もし愛猫のキャットフード選びに不安が残る場合は、かかりつけの獣医師に相談するのもよい方法です。

愛猫にピッタリのキャットフードを見つけて、健康管理に役立てましょう!

※ランキング/2019年5月「ねこのきもちアプリ」内調査(回答者数 356人)
※ペットフードに関する体験談はあくまで飼い主の声に基づいたものであり、使用感には個体差があります。


監修/徳本一義(獣医師)

へリックス株式会社代表取締役社長。大学卒業後、小動物臨床を経て、ペットフード会社で学術部門を担当。現在は、複数の獣医科大学の非常勤講師を兼任。ペット栄養学会理事。ペットフード協会新資格認定制度実行委員会委員長。