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獣医師が答えるQ&A:いただいた質問に担当獣医師がお答えします。

飼い方薬/投薬の方法
愛猫の胸腔内に腫瘍があります。一日50ccずつ胸水もたまっています。抗がん剤をすすめられたのですが、負担も多そうなので悩んでいます。

ミックス | 8歳10カ月 | ♀

ねこのきもち相談室 担当獣医がお答えします

抗がん剤の使用は、外科手術では取りきれない全身性にできる腫瘍(白血病、リンパ腫など)や、診断時にすでに他の組織に転移してしまっている腫瘍、または悪性度が高く手術してもすぐに転移が出てきてしまうことが分かっている腫瘍などを治療するときに考えます。 しかし、全ての腫瘍に効果があるわけではなく、抗がん剤がよく効く腫瘍と効きにくい腫瘍とがあります。抗がん剤がよく効くタイプの腫瘍では、弱っていた動物が抗がん剤により、また元気な姿を見せてくれることが多くあります。腫瘍が完全になくならなくても少しでも長く元気に生活できるようにという目的で抗がん剤を用いることもあります。 ご相談者様の愛猫は、毎日50mlもの胸水がたまっているということですので、胸水が減れば呼吸が楽になり、食欲も安定してくるのではないかと思います。 このような目的のために抗がん剤を使う場合、猫(他のペットでも)は人に見られるような、ひどい吐き気や脱毛といったものは、あまりみられません。これは、延命を目的として抗がん剤の量を多く使う人間と、副作用をできる限り少なくして生活をしやすいようにすることを目的として使う動物の違いだと思われます。 抗がん剤を使う前に、抗がん剤が最も効果の高い治療法として期待できるのか、使用する抗がん剤の副作用は愛猫の生活を悪化させる可能性が低いのかなどを、もう一度獣医師と相談してみてくださいね。

ねこのきもち相談室 担当獣医師

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