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外耳炎[がいじえん]

外耳炎の症状と治療、予防方法

解説

外耳道(耳の穴)とその周辺に起きる炎症。たまった耳アカと、そこで繁殖した細菌が皮膚を刺激して発病することが多い。皮膚が赤く充血する、耳アカが多くなる、耳だれ(ウミ)が出るなどの症状が現れる。耳をよく観察し、清潔に保つことが予防につながるが、かえって傷を付けて外耳炎を引き起こすこともあるので、綿棒を使う場合は目に見える範囲にとどめる。

原因

シャンプーなどで外耳道に水が入ることがきっかけになりやすい。

症状

耳をよく掻くようになったり、首を良く振るなどの症状を示します。耳のにおいが臭くなったりすることもあります。

診断

耳鏡によって耳の中を診ることで診断されます。耳垢の検査をすることもあります。

外耳炎の治療

耳のかゆみや不快感が強いことが多いので、抗生物質や、抗炎症剤など原因に適した薬剤を含む点耳薬を1日3~4回点耳します。薬剤を点耳する前に耳アカや耳垂れなどをイヤークリーナーで洗浄します。耳道の中に点耳薬をひと押ししてたらし、耳介の付け根を挟むように持ち、マッサージします。汚れが浮いてきたら、手を離します。ぶるぶると頭を振りますので、出てきた汚れをふき取ります。動物病院では耳道の中まできれいに拭いますが、自宅では出てきた汚れを耳の入り口でふき取るだけにしておきましょう。汚れをある程度取り去った後点耳薬を耳の中にたらし、マッサージします。炎症、感染がひどい場合は内服薬が出ることもあります。処方されたお薬はきちんと飲み切りましょう。皮脂の分泌が多く耳が垂れているタイプの猫は炎症が長引くこともありますので、回復するまで投薬を続けましょう。

外耳炎の予防

後ろ足で耳をかく、やたらに頭を振るなどの行動が見られたら外耳炎の可能性があります。感染する菌の種類によってはくさいニオイがしますので、ときどき耳の中の様子を観察すると早期発見につながります。
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