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猫の飼い方大事典

猫の餌の与え方と選び方について

愛猫の食餌について悩んだことはありませんか。「せっかく買ってきたのに、すぐに飽きてしまう」「食いつきが悪く、だらだら食べている」こういった質問は、動物病院でも比較的よく受ける相談のひとつです。ここでは、量や回数などの基本から、ライフステージごとのフードの選び方、食べなくなった時の対処法などを解説します。

この記事は、ねこのきもち相談室の獣医師が執筆しています。

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猫の餌の量と回数、あげる時間について

猫の餌1

◯餌の量について

まず、愛猫の餌の量が適量なのか見直してみましょう。はじめにすべきは、いつもの給餌量をしっかりはかることです。キッチンメーターを使い、愛猫が何グラム食べているのか確認しましょう。ほとんどのフードは袋の後ろに体重あたりの給餌量が書いてあるはずなので、それと照らし合わせて適量かどうか確認してみましょう。

そして次に、愛猫の体型を知る必要があります。太り気味・やせ気味・適正体型、愛猫がどれに該当するかは、実際に獣医師にみせて判断を仰ぐのが一番確実です。以下で、愛猫の体型の大まかな判断方法をお伝えします。

①上や横から見た時にウエストのくびれが確認できるか(長毛種は身体を触って確かめてください)
②背中を触った時に背骨の突起や肋骨が感じられるか

2つとも該当する場合は適正体型の可能性、ウエストのくびれもなく肋骨も感じられない場合は太り気味の可能性、ウエストがあるけれど肋骨や背骨も浮き出ている場合はやせ気味の可能性があります。

適正体型の場合は今まで通りの量でいいでしょう。もし太り気味であればまずは給餌量を5%ほど減らして、やせ気味であれば5%ほど増やしてみるといいかもしれません。

急なダイエットは健康を損ねることがありますので、始める場合はかかりつけの病院に一度相談してみるのが安心です。

◯餌の回数・時間について

給餌の回数は、仔猫であれば3回以上、成猫であれば2回が適当でしょう。月齢の低い猫ほど消化機能が未熟なため、一度にたくさん食べると消化不良を起こす可能性があるため、仔猫は成猫よりも給餌回数が多くしましょう。生後6か月を過ぎると消化機能も成猫並みになってくるので2回にしてもいいでしょう

与える時間は3回の場合は朝昼晩、2回であれば朝晩がおすすめです。時間もだいたい同じ時間に与えた方がいいですが、1時間ほど前後してしまうことは大きな問題ではないでしょう。

しかし、中には置き餌でないと食べない猫もいます。この場合、餌を出してから30分ほど経過しても食べなければ、愛猫に見えるようにお皿をひいてしまうことを繰り返してみるといいでしょう。それでも愛猫が頑なに自分のペースを崩さないこともあります。その場合は置き餌にしてしまってもいいかもしれません。置き餌にしたからといって著しく健康を害することはないので心配することはありませんが、どの位の量を食べているのかはしっかり把握しましょう。
また、夏場などのフードの傷みやすい時期は少し置いたら片づけるようにしましょう。

決まった時間以外にねだられた場合は、まずは無視をすること。一度与えてしまうと猫は『ねだればご飯をもらえる』という条件付けができてしまい、要求がエスカレートすることがあります。無視をしても諦めず、ヒトが根負けしてしまうことがあるかもしれません。この際は、夕飯分から数粒抜いておやつ代わりに与えてもいいでしょう。お部屋のいろいろなところにフードを隠して宝探しゲームのようにして楽しむのもいいかもしれませんね。

◯お皿の選び方

ある程度重みのあるものがいいでしょう。軽いものだと食べている途中にお皿が動いてしまうため食べ辛くなってしまいます。素材は陶器やステンレスのものが清潔に保ちやすく、おすすめです。早食いしてしまう愛猫には早食い防止用のお皿を試してみるといいかもしれません。高齢の猫や、エリザベスカラーをしている場合はお皿を台などに置き高くしてあげると食べやすくおすすめです。

フードの盛り方ですが、真ん中を高くして山のようにしてあげると好んで食べることがあります。

猫におすすめの餌とは?

猫の餌2

たくさんあるフードの中から、愛猫にどのフードを選んであげればいいのでしょう。それにはまず、愛猫の健康状態を知ることです。身体にトラブルを抱えている場合はそれに対応したフードを選ぶべきでしょうし、成長ステージに合っているかも重要です。

ここでは猫のフードでよくあげられるキーワード、「肥満」「尿石」「シニア」について説明します。

◯肥満用・減量用フード

最近、猫に肥満や太り気味の子が増えています。特に避妊・去勢済みの猫は要注意。もし愛猫が太り気味だった場合は一日の摂取カロリーを減らさなければいけません。でも食欲があるから量はあまり減らしたくない、そんな時にお勧めなのが、肥満用・減量用のフードです。減量用のフードの特徴はグラム当たりのカロリーが抑えられている・高繊維食なので腹持ちがいいことがあげられます。また、食欲旺盛で量を多めに与えたい場合に使用するのもいいかもしれません。この場合は完全に減量用フードに切り替えてもいいですが、夕飯だけを差し替えるなどの使い方もできます。

◯尿石予防用フード

尿結石や膀胱炎などの尿路疾患は若い猫に比較的多くみられる病気です。これに対応しているのが、尿石予防用フード。尿のpHの調整や、飲水量を増やし尿石予防をするなどの効果があります。愛猫が尿路結石にかかったことがある場合はもちろん、特発性膀胱炎を繰り返す場合などは検討してみてもいいかもしれません。

◯シニア用フード

シニアとは大体7歳くらいからの猫をいいます。シニア期は老化に伴い消化機能も低下してくるため、消化の良い良質な栄養素を含んだフードを選ぶことがおすすめです。特に健康面に問題がない場合は、良質な素材を使ったシニア用フードを選ぶようにしましょう。また、シニア期なると関節疾患や腎臓病が増えてきます。関節疾患と腎不全はともにシニア猫の3割が患っているとの報告もあるくらい、シニア期に気をつけなければいけない病気です。こういった病気予防に対応したシニア用フードを選んであげてもいいかもしれません。

腎臓病については、自宅での飲水量や尿量を知ること、病院での尿検査や血液検査が診断の指標になります。関節疾患については自宅での行動の変化、例えば爪とぎをしなくなる、キャットタワーにジャンプしなくなるなどが診断の指標になります。もし病気が疑わしい場合、まずは動物病院に相談し、獣医師に処方してもらいましょう。

猫に餌を与える時に注意すること

猫の餌3

◯新しいフードをいきなりあげる

新しいフードに切り替える際は、必ず1週間くらいかけて徐々に切り替えるようにしましょう。いきなり切り替えてしまうと、下痢や嘔吐などを引き起こすことがあります。今食べているごはんに混ぜ、その割合を徐々に増やすなどして一週間くらいかけてゆっくりと切り替えましょう。また、フードが合わないことがあります。嘔吐の回数が増えたり、軟便になったりした場合はフードが合っていないのかもしれません。この場合は元のフードに戻すほか、症状が続くようならかかりつけの病院に相談してみてください。

◯成長ステージに合わないフードを与えること

例えば、仔猫に成猫用のフードを与えると、消化不良をおこして下痢や嘔吐の原因になる他、栄養バランスを崩し成長を妨げる要因になることがあります。反対に成猫に仔猫用のフードを与えると、栄養過多となり肥満の原因になることがあります。

◯処方食を自己判断で与えること

処方食とは獣医師の判断で処方するフードをいいます。様々なフードをネットでも手に入れられるようになってきていますが、処方食を自己判断で与えるのは愛猫の健康を害することがあるのでお勧めできません。必ずかかりつけの獣医師に相談してから使用するようにしてください。

◯生肉を与えること

野生の猫の狩猟のイメージから、生肉を与えても大丈夫と考える方もいるかもしれません。生肉は寄生虫感染や細菌感染のリスクがあります。これらの中には愛猫を通じて、ヒトに感染するものもあり危険です。刺身などの生魚は少量であれば与えても大きな問題にはなりませんが、持病がある場合などは控えた方がいいでしょう。また、生肉や生魚メインの食餌にしてしまうと、ビタミンやミネラル不足になり健康を害する危険があります。

◯人間の食事を与えること

猫缶を味見すると、薄味なことに驚くことと思います。愛猫にとってはその薄味がスタンダード、猫にとってヒトの食事はかなり濃い味なのです。ヒトの食事を知ってしまうと、健康を害する可能性はもちろん、味を占めて食卓に上がったり、ゴミ箱をあさって誤食を引き起こしたりする恐れもあります。ヒトの食べ物欲しさにキッチンに飛び乗り、やけどをする事故もあり危険です。

猫が餌を食べない・残してしまうとき

猫の餌4

グルメな生き物である猫は、食餌に飽きてしまうこともしばしば。せっかく新しいフードを買ってきても一週間もするとぷいっとされてしまうこともあるかもしれません。また、病気の治療で処方食を食べなければいけないけれど、なかなか食べてくれない、とお悩みの方もいらっしゃると思います。こんな時の対策をいくつかご紹介します。

◯少量のトッピングをする

猫缶やささみなどで少量のトッピングをすると食いつきがよくなることがあります。ただし処方食を食べている場合はかかりつけの獣医師に確認してから行ってください。

◯温めて香りを強くする

ドライフードをレンジで数秒チンしてもみましょう。温めるとフードの香りが強くなるため、食いつきがよくなることがあります。必ずやけどしない熱さか確認してから与えてみてください。

◯開けたてのフードは食べるけれど徐々に食べなくなる場合

開けたてのフードはいい香りがしますよね。油も酸化せず新鮮なフードは猫にとってもおいしいようです。なるべく小袋を買うほか、小分けにして真空パックすることにより開けたての香りを再現することができます。

◎愛猫の好きな香り付けをする

処方食を食べている場合などでトッピングが難しい場合は香り付けが効果的かもしれません。ヒト用のだしパックをフードの袋に入れておくと、だしの香りがうつり、食いつきがよくなることがあります。愛猫の好みに合わせてカツオやイリコなど、試してみてください。


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