寄生虫
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フィラリア症(犬糸状虫症)[ふぃらりあしょう(いぬしじょうちゅうしょう)]
フィラリア症(犬糸状虫症)の症状と治療、予防方法
解説
糸状虫とも呼ばれるそうめんのような長くて白い虫が、蚊を介して体内に入り、成長しながら血管、心臓へと寄生します。血流を妨げ、初期症状としてセキが出たり、運動を嫌がるようになります。やがておなかに水がたまって(腹水)、異常に水を欲しがるようになり、命にかかわります。
原因
フィラリア(犬糸状虫)が犬の血管や心臓に感染すると発症する病気です。蚊の媒介によってミクロフィラリアと呼ばれるフィラリアの子虫が体内に入ると、皮下や筋肉の中で成長します。その後、静脈から血管に入り、感染から約6ヶ月後には心臓や肺動脈に住み着いて成虫に成長します。心臓や肺動脈のフィラリアは何年も生き続けるので徐々に病気は進行していきます。
症状
初期は、時々咳をする、運動を嫌がる、少し動くとゼーゼーするといった様子が多く見られます。やがて、食欲不振、突然倒れる、いった重篤な症状がみられるようになり、肝臓や腎臓の機能不全もおこり、お腹に水がたまったり、水を異常に欲しがるようになることもあります。
診断
症状はなくても、血液検査で診断することができます。
フィラリア症(犬糸状虫症)の治療
駆虫剤で虫を死滅させますが、体内に残った死骸が肺動脈に詰まることがあるため、駆虫剤の投与後数週間は、散歩も控えて安静にします。駆虫後は、蚊に刺されて再感染するのを防ぐために、予防薬を使用します。
フィラリア症(犬糸状虫症)の予防
定期的にフィラリアの寄生予防薬を使用します。
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