Q&A病気・健康
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16歳のミックスです。大小とも粗相をするようになって痩せてきました。何かしてあげられることはないでしょうか。
16歳のミックスです。大小とも粗相をするようになって痩せてきました。何かしてあげられることはないでしょうか。
16歳の老猫が粗相をして痩せてくるという様子が見られる場合、甲状腺機能亢進症や腎不全、認知症などが考えられます。
甲状腺機能亢進症は、甲状腺の過形成・肥大、甲状腺腫、甲状腺がんなどによって甲状腺ホルモンが過剰になることによって起こる病気です。甲状腺ホルモンは、さまざまな臓器に影響を及ぼし、心臓や肝臓などに症状が出たり、性格の変化や行動の変化が見られます。食欲があるのに痩せてきた、多飲多尿(水をたくさん飲み尿をたくさん出す症状)などが見られることがあります。動物病院へ行き、食事や投薬、場合によっては手術によって、甲状腺ホルモンの量を調節しなくてはなりません。
腎不全は、高齢から老齢猫に多く見られる病気です。加齢に伴って腎臓に負担がかかってきます。食欲不振や脱水によって体重が減少したり、多飲多尿によって排尿の失敗が見られることがあります。動物病院では輸液などで症状の改善に努めます。家では安静にして、今よりも水分や栄養がとれるような食事を考えてあげるとよいでしょう。
認知症は、寝てばかりいる、大声で鳴く、排泄の失敗などさまざまな症状が見られます。認知症の場合は、サプリメントを与えたり、今まで以上にコミュニケーションを取るように心がけると、症状の進行を遅らせることができる場合があります。
甲状腺機能亢進症は、甲状腺の過形成・肥大、甲状腺腫、甲状腺がんなどによって甲状腺ホルモンが過剰になることによって起こる病気です。甲状腺ホルモンは、さまざまな臓器に影響を及ぼし、心臓や肝臓などに症状が出たり、性格の変化や行動の変化が見られます。食欲があるのに痩せてきた、多飲多尿(水をたくさん飲み尿をたくさん出す症状)などが見られることがあります。動物病院へ行き、食事や投薬、場合によっては手術によって、甲状腺ホルモンの量を調節しなくてはなりません。
腎不全は、高齢から老齢猫に多く見られる病気です。加齢に伴って腎臓に負担がかかってきます。食欲不振や脱水によって体重が減少したり、多飲多尿によって排尿の失敗が見られることがあります。動物病院では輸液などで症状の改善に努めます。家では安静にして、今よりも水分や栄養がとれるような食事を考えてあげるとよいでしょう。
認知症は、寝てばかりいる、大声で鳴く、排泄の失敗などさまざまな症状が見られます。認知症の場合は、サプリメントを与えたり、今まで以上にコミュニケーションを取るように心がけると、症状の進行を遅らせることができる場合があります。
ミックス|♀|15歳11カ月
監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
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