犬と暮らす
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いぬのきもちビギナーズ~いいな!犬のいる暮らしって…Vol.10 しつけって大切なの?
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Vol.10 しつけって大切なの?
犬を飼いたい人すべてにお届けする『いぬのきもち』ビギナーズ。犬を飼うときに忘れてはいけないのが愛犬のお手入れ。歯みがき、ブラッシング、爪きりなど、どうすればよいのでしょうか? 始家もお手入れについて学んだようです。
【よくわかる解説】生後4カ月までの「社会化期」のしつけが重要
「そもそも犬のしつけって、本当に必要なの?」と陽子ちゃんのお父さんのように思っている人も、もしかしたらいるかもしれませんね。のびのび、自由に育てたほうがよいのでは!? といった意見もあるかもしれません。
でも一緒に遊んだりお出かけしたり…飼い主さんがイメージする犬との幸せな生活を実現するためには「しつけ」が重要です。
どのような犬に育ってほしいかによって、その方法は大きく変わります。たとえば「多くの人に愛される友好的な犬になってほしい」「いろんな場所に連れて行きたい」と思っているなら、人間を怖がらず、外出先でも平常心でいられる犬に育てたいものです。車が通るたびにビクビクし、パニック状態になって飼い主さんの言うことを聞かなくても困ります。
こういった生活を送るためには、生後3〜4カ月ころの「社会化期」と呼ばれる時期に、いろいろな人や犬、物事にふれて慣れさせ「人間社会は怖くないんだ」と教えてあげることが大切。たとえばお客さんからフードをもらう、犬のしつけ教室などが開設されているドッグスクールのパピークラスで子犬たちとふれあうなど、犬にとって「楽しい体験」をたくさん積むことで社会化が成功し、人間社会への安心感が植えつけられます。スクールの方針によって変わってきますが、2回目のワクチン接種後、2週間経っていれば、参加しても問題ないでしょう。
ちなみに昔は「番犬」として犬を飼う人が多かったため、現在とは正反対のしつけが一般的でした。ちょっとした物音にも吠えなければ役に立たず、場合によっては人を噛むことも……。こうした犬に育てるためには、社会化期にわざとお客さんにヒゲを引っ張ってもらうなど「いやな経験」を積ませ、飼い主さん以外の人を警戒するように訓練していたそうです。社会化期のしつけを間違えてしまうと、犬の問題行動につながることが、このことからもわかります。
「そもそも犬のしつけって、本当に必要なの?」と陽子ちゃんのお父さんのように思っている人も、もしかしたらいるかもしれませんね。のびのび、自由に育てたほうがよいのでは!? といった意見もあるかもしれません。
でも一緒に遊んだりお出かけしたり…飼い主さんがイメージする犬との幸せな生活を実現するためには「しつけ」が重要です。
どのような犬に育ってほしいかによって、その方法は大きく変わります。たとえば「多くの人に愛される友好的な犬になってほしい」「いろんな場所に連れて行きたい」と思っているなら、人間を怖がらず、外出先でも平常心でいられる犬に育てたいものです。車が通るたびにビクビクし、パニック状態になって飼い主さんの言うことを聞かなくても困ります。
こういった生活を送るためには、生後3〜4カ月ころの「社会化期」と呼ばれる時期に、いろいろな人や犬、物事にふれて慣れさせ「人間社会は怖くないんだ」と教えてあげることが大切。たとえばお客さんからフードをもらう、犬のしつけ教室などが開設されているドッグスクールのパピークラスで子犬たちとふれあうなど、犬にとって「楽しい体験」をたくさん積むことで社会化が成功し、人間社会への安心感が植えつけられます。スクールの方針によって変わってきますが、2回目のワクチン接種後、2週間経っていれば、参加しても問題ないでしょう。
ちなみに昔は「番犬」として犬を飼う人が多かったため、現在とは正反対のしつけが一般的でした。ちょっとした物音にも吠えなければ役に立たず、場合によっては人を噛むことも……。こうした犬に育てるためには、社会化期にわざとお客さんにヒゲを引っ張ってもらうなど「いやな経験」を積ませ、飼い主さん以外の人を警戒するように訓練していたそうです。社会化期のしつけを間違えてしまうと、犬の問題行動につながることが、このことからもわかります。
【よくわかる解説】犬を叱るのはNG! ほめて伸ばします
社会化期の過ごしかたによって、どのような犬になるかがほぼ決まるといえます。この時期に困った行動を減らし「好ましい行動」をたくさん教えることが大切。たとえば呼び鈴が嫌いなら、ピンポーンと鳴ったらフードをあげると「呼び鈴=いいことが起こる」と犬の脳にインプットされ、苦手なものではなくなります。それでも吠えるようなら、呼び鈴のボリュームを下げるなど環境の改善も一考を。大切なのは「叱らないこと」。叱っても、犬にはなぜ飼い主さんが怒っているのか理解できないので、不安になるだけ。基本的には「ご褒美」を利用して、好ましい行動を教えてください。叱ることを繰り返していると、やがて犬は飼い主さんを怖がり、目を合わせないようになります。
社会化期の過ごしかたによって、どのような犬になるかがほぼ決まるといえます。この時期に困った行動を減らし「好ましい行動」をたくさん教えることが大切。たとえば呼び鈴が嫌いなら、ピンポーンと鳴ったらフードをあげると「呼び鈴=いいことが起こる」と犬の脳にインプットされ、苦手なものではなくなります。それでも吠えるようなら、呼び鈴のボリュームを下げるなど環境の改善も一考を。大切なのは「叱らないこと」。叱っても、犬にはなぜ飼い主さんが怒っているのか理解できないので、不安になるだけ。基本的には「ご褒美」を利用して、好ましい行動を教えてください。叱ることを繰り返していると、やがて犬は飼い主さんを怖がり、目を合わせないようになります。
【よくわかる解説】不安でいっぱいの犬は飼い主さんの顔を見られない!?
もしも「嫌いなもの」や「怖いもの」が多く平常心を保てない犬は、飼い主さんの顔をあまり見ることができません。犬の心は不安でいっぱいなのです。一方、社会化がうまくいき、飼い主さんのことが大好きな犬は、飼い主さんの顔をよく見つめます。
犬の幸福度について西川先生が、ある実験結果を教えてくださいました。
飼い主さんに犬と30分触れ合ってもらい、その後、飼い主さんの「オキシトシン」の分泌量を測定したものです。オキシトシンとは、別名「幸せホルモン」。女性が授乳しているときにも分泌されるもので、安らぎや幸福感の目安となるものです。
この実験の結果、犬に見られている時間が長かった飼い主さんほど、オキシトシンが増えました。犬が飼い主さんを見つめる時間が長いほど、幸せを感じることができるというわけです。
犬と人間が幸せに暮らすためには、犬に安心感を与え、問題行動を未然に防ぐしつけが不可欠。「三つ子の魂百まで」といいますが、犬も人間と同じで、幼いころの体験が非常に大切なのです。
もしも「嫌いなもの」や「怖いもの」が多く平常心を保てない犬は、飼い主さんの顔をあまり見ることができません。犬の心は不安でいっぱいなのです。一方、社会化がうまくいき、飼い主さんのことが大好きな犬は、飼い主さんの顔をよく見つめます。
犬の幸福度について西川先生が、ある実験結果を教えてくださいました。
飼い主さんに犬と30分触れ合ってもらい、その後、飼い主さんの「オキシトシン」の分泌量を測定したものです。オキシトシンとは、別名「幸せホルモン」。女性が授乳しているときにも分泌されるもので、安らぎや幸福感の目安となるものです。
この実験の結果、犬に見られている時間が長かった飼い主さんほど、オキシトシンが増えました。犬が飼い主さんを見つめる時間が長いほど、幸せを感じることができるというわけです。
犬と人間が幸せに暮らすためには、犬に安心感を与え、問題行動を未然に防ぐしつけが不可欠。「三つ子の魂百まで」といいますが、犬も人間と同じで、幼いころの体験が非常に大切なのです。
取材•イラスト:ふじいまさこ / 文:本吉恭子
監修
西川文二先生
しつけスクールCan!Do!代表。日本動物病院福祉協会認定家庭犬しつけインストラクター、専門学校ちば愛犬動物学園講師。
HP:http://www.petcom.jp/
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西川文二先生
しつけスクールCan!Do!代表。日本動物病院福祉協会認定家庭犬しつけインストラクター、専門学校ちば愛犬動物学園講師。
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