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いぬラブ、ねこラブ みずしな孝之さん こまつさんと愛犬・ムーコのラブリーな日常を描いた『いとしのムーコ』

ムーコとこまつさんのラブストーリー

「以前描いていた『けものとチャット』は、猫と話せる女子高生が主人公。でも『いとしのムーコ』はこまつさんとムーコの“行き違い”を楽しんでもらえたらいいなと思っています」

『いとしのムーコ』3巻より。噛み合っていないからこそ、やりとりが楽しいこまつさんとムーコの関係性

動物と話せたら面白いのに……という願望を描いてみたのが『けものとチャット』なら、『いとしのムーコ』はコミュニケーションの噛み合わなさが醍醐味。会話ができなくてもお互いのことが大好きで、それが伝わってくる上に読者も一緒にハッピーになれるのが、ムーコの人気の秘密なのです。

猫と会話できる女子高生、茶々を中心に展開する4コマ漫画『けものとチャット』(竹書房刊/全7巻)。

「ストーリーをつくる時は、梅雨のお話、散歩のお話などシチュエーションだけ決めていて、あとはそれを埋めていく感じです。極端な話、オチはなくてもよくて。こまつさんとムーコが会話しているだけで楽しんでもらえる、というのが理想です」

「こうだったらいいな」という想像が源

みずしなさんのお気に入りのエピソードは、こまつさんがムーコを撮るとキラキラ輝いて見えるのに、こまつさんの友人・うしこうさんが撮るとしょんぼりしているというお話(1巻「9th Barking:Photo!」)。

実際にみずしなさんがガラス工房に取材に行った時も、飼い主であるこまつさんに対する表情と、みずしなさんに向ける表情とでは、お鼻のつやつや具合も瞳の輝きも全く異なっていたといいます。

『いとしのムーコ』1巻より。単純にシャッターを押すだけでも、飼い主とほかの人では全然違う仕上がりに

「本物のムーコはガムが大好きですが、マンガの中ではガムが苦手。ガムが苦手な犬がいたら意外な感じですよね。こんな風に、動物がこうだったらもっと楽しいかもっていうのが僕のマンガの源なんです。蚊取り線香の煙を吸った時に『おはなからい!』というような、ムーコの言葉で語られる"ムーコ語”も楽しんでほしいポイントですね」

『いとしのムーコ』1巻より。ガムを噛んで「オエッ」となるムーコ

ムーコを愛しく思うこまつさん、こまつさんが大好きなムーコの噛み合わないコミュニケーション。だけど、みんなが幸せ。

飼い主にとって動物と会話することはできなくとも、こんな関係になりたいと憧れてしまうこと間違いなしです。

こまつさんとムーコの関係性、意外と理想です
©みずしな孝之/講談社

【みずしな孝之さん、サイン本プレゼント!】

みずしな孝之さんより『いとしのムーコ』1巻〜3巻に直筆イラスト&サインをいただきました。描いていただいたイラストは、<1巻:ムーコ/2巻:こまつさん/3巻:うしこうさん>です。ご希望のイラストを記載のうえ、ご応募ください。

応募は終了致しました。ありがとうございます。

次回予告

『いとしのムーコ』をはじめ、犬や猫をテーマとしたマンガが多いみずしなさんは意外な悩みを抱えているそう。次回は犬&猫とみずしなさんの関係性にも迫ります。

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1人と1頭の噛み合わなさが生む絶妙なやりとりに胸キュン【『いとしのムーコ』のラブ】 コラム いぬ /love/g6n2u9000000k3jy-img/g6n2u9000000kq1z.jpg 1 お鼻つやつや、こまつさんのことが大好きなムーコの日常の裏側を、みずしな孝之さん聞いてみました
1人と1頭の噛み合わなさが生む絶妙なやりとりに胸キュンガラス工房でガラス職人をしている「こまつさん」と、こまつさんの愛犬であり工房の看板娘の「ムーコ」の日々を描いた人気マンガ『いとしのムーコ』(雑誌『イブニング』にて連載中)。お鼻つやつや、こまつさんのことが大好きなムーコの日常は見ているだけで思わず笑みがこぼれます。その作者・みずしな孝之さんに『いとしのムーコ』の裏側について聞いてみました。 g6n2u9000000k3jy
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