泌尿器系の病気になったら？｜いぬのきもちWEB MAGAZINE

猫の泌尿器系の病気（膀胱や尿道の病気）のことを
「下部尿路疾患」と言います。
病状のコントロールや再発の防止には、
充分な水分摂取と専用フードによる食事管理が
とても重要です。

ストルバイト結石は、多くの場合ミネラルバランスが調整された専用の療法食により尿環境を整えることで対応します。再発が多い疾患ですので、定期的に尿検査を受け経過を観察するようにしましょう。
体内では溶けない結石なので、多くは手術で取り出します。しかし再発率が高いので、手術後も、療法食で食事管理をすることが大切です。療法食では尿pHを適正に維持するとともに、シュウ酸とカルシウムがオシッコの中に排出されすぎないよう、栄養調整をします。
膀胱の中でオシッコが長くとどまらないよう、水分摂取量を増やすことが大切です。食事をウェットフードに替えたり、味付けをしていないチキンスープなどで飲み水に風味を加えるのもよいでしょう。ストレスも影響するので、トイレを清潔に保ったり、上下運動できる場所をつくったりして生活環境も整えなければなりません。

下部尿路疾患に適した食事と水分を与え、
愛猫の健康を守りましょう。

お水による猫の水分摂取に
お困りの方に！