柴犬のテツくんとこまちゃんとの、ゆるっと愛らしい日常を綴った「いぬのきもち」の人気連載「いつものほほん柴犬日和」。その作者の影山さんは、自他ともに認める大の柴犬好き。先代のゴンくんを含め、テツくん、こまちゃんと、十数年にわたって3頭の柴犬と暮らしてきました。柴犬の魅力をうかがうと
「真面目で、その真面目さがかえって間が抜けて見えることがあって、それがおもしろくて漫画のアイディアになっています。3才のこまは、妹分でちゃっかりもの。12才のテツにじゃれつきますが、テツが上手にあしらうんです。その様子はまるで『飼い主もこうしろよ』って教えられているみたいで勉強になります（笑）」
そんな影山さんが、愛犬との暮らしで日々心がけていることは、きちんと言葉で伝えることだそうです。
「例えば、テツが感心するようなことをしたときに、『テツくん、匠だね』とほめる。一緒に出かける日には、不安にならないように『今日は病院に行くよ』と声をかける。それが不思議と通じている感じなんです」
　2 頭の柴犬をこよなく愛する影山さんは、愛犬の健康のためにフード選びにもこだわっています。選んだのは自然派のフード、ブルー。友人でエッセイストの石黒由紀子さんの柴犬センパイちゃんが、ブルーを食べていたのがきっかけでした。

「ちょうど、テツのお腹の調子を考えて、フードを探していたときでした。うちのテツはセンちゃんと犬種も年齢も一緒なんです。石黒さんも使っているならと、使い始めることにしたんです」
　もともと、薬に頼るのはあまり好きではないという影山さんは、フードもできるだけ自然素材のものを選びたかったのだそうです。日本の季節ごとの行事食に合わせて、愛犬のフードにも旬の食材を添えるなど、細やかな配慮をしながら、愛犬の食事を管理していた影山さんには、抗酸化栄養素に着目した自然派のブルーは理想的だったようです。
「ブルーにしてからテツのお腹の調子が安定するようになりました。今は換毛期ですけど、毛ヅヤもよいですよ。最近ではこまにも与え始めたので、健康を考えてこのまま使い続けていきたいですね」
　柴犬2頭が主役の、ほのぼのとした日常の物語はまだまだ続きそうです。