犬と暮らす
UP DATE
子犬の気持ちが分かるようになろう。子犬とのスキンシップについてペットシッターが解説
子犬の気持ちが分かるようになろう。子犬とのスキンシップについてペットシッターが解説
子犬が来た頃は、いったい何を考えているのだろうと思うこともたくさんあるかもしれません。
しかし、子犬のボディーランゲージや行動のひとつひとつに気持ちを読み取るヒントが隠されているのです。
子犬とのスキンシップ
普段から子犬の行動を見ていると、色々なボディランゲージを見せてくれます。
体の動き、表情、目、口、尻尾など、子犬の感情を読み取ることができるのです。
例えば、子犬は、まだ家に来てまもない頃は、たくさん遊びよく眠ります。
犬が突然あくびをしていたら、「眠いのかな」と思う飼い主さんが多いかもしれません。
しかし、眠い時もありますが、緊張や不安を和らげ、自分で落ち着かせようとしている場合もあります。
何か、いつもと違うことがあった時や来客時、緊張する病院やトレーニングでもあくびをすることがあります。
声をかけて優しくなでてあげる、一度ゆっくり休ませるなど、子犬が安心するようにしてあげましょう。
体をたくさん触ってあげるスキンシップが子犬の気持ちを和らげることにつながり、普段のコミュニケーションもスムーズになります。
少しずつ体の色々なところを触ってあげて褒めてあげましょう。
安心できる家族に褒めてもらうことで、子犬の恐怖心や警戒心も減っていきます。
子犬がそっとお尻や背中をぐっと押し付けてくることがあります。この行動も安心と信頼のきもちを表しています。
子犬のトイレのタイミング
子犬のトイレトレーニングは、失敗を減らし成功のタイミングをいかに増やすかがポイントになります。
粗相をしてしまう機会を減らし、決まった場所ですることができるようにトレーニングすることが一番です。
子犬が排泄をするタイミングは実は、わかりやすく、寝起き、遊びが落ち着いたころ、食事の後などにしやすくなります。
この時、なんとなく床のにおいをかぎ、そわそわし始めたらすぐにトイレに誘導しましょう。
最初からまずトイレをサークルなどで囲み、入れておいて上手にできたところを褒めて遊ぶということも成功を増やすコツです。
子犬の行動を事前に管理してあげることは、とても大切なことです。
遊びの時間、排泄、睡眠など、子犬が一日の中で、どんなペースで過ごすのかを管理してあげると、普段のお世話もとてもしやすくなるものです。
子犬の体調管理にもつながるので、しばらくの間は、子犬の生活ペースをメモしておくことで、子犬の気持ちも読み取りやすくなります。
遊びの中で気持ちを読み取ろう
遊ぶことが大好きな子犬です。犬が自分の前足で飼い主さんに足をかけてきたり、軽く触れるような行動に出る時があります。
これは、子犬が母犬に甘えたり、犬同士で遊びたい時などに見られる行動の名残とも言われており、飼い主さんに「かまって!」と何かを訴えています。
一方、子犬にとってはしつけをすることも忘れてはいけません。
たくさんの「かまって」にいつも答えているとわがままな犬に育ってしまうこともあります。
足をかけるだけでなく、時に肩まで乗せる時は、自分が優位であることを伝える行動にまでつながってしまうので、注意が必要です。
あまりにひどく興奮して足をかけてくる時は、飼い主さんがリーダーとして「イケナイ!」と伝えてあげましょう。
時と場に応じて、子犬の行動から気持ちを読み取ることが大切になります。
アイコンタクトは子犬との信頼関係を結ぶトレーニングの基本と言われています。
普段からアイコンタクトが楽しい、嬉しいことであることを伝えることで、何かあれば目で訴える、そんな気持ちのつながりもうまれます。
まとめ
子犬との生活は、楽しみの半面、不安に思うことも多いかもしれません。
そんな中でも、ひとつひとつの行動からどんな気持ちを伝えてくれているのかと、こちらが理解してあげる姿勢が実は大切なのかもしれません。
文/ペットシッター 山川歩夏
UP DATE