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なんだか呼吸が荒い…?愛犬の正常な呼吸数を知っていますか?【動物看護師が解説】
なんだか呼吸が荒い…?愛犬の正常な呼吸数を知っていますか?【動物看護師が解説】
速い、遅いにも、様々なパターンが
つまり、呼吸が速いから危険、正常だから大丈夫とは一概には言えないということです。その場の状況や、愛犬の体調によっても左右されるので、正常な呼吸回数だから大丈夫とは思い込まず、何か様子に違和感を感じたのであれば動物病院へ受診するようにしてください。
正常な呼吸回数は1分に10~30回
1分間の呼吸数が30回以上になってしまっても、愛犬の様子が何らいつもと変わらないのであれば特に心配する必要はありません。異常に速い呼吸は100回/分を超えることもあるので、40回、50回程度であるからといって異常というわけではないでしょう。ただし、呼吸数だけではなく、愛犬の様子を十分観察して判断してください。
じっとしているなら目視で
じっとしていないときは、四つ足で起立し、胸部を優しく両手で包むようにして触れると、呼吸のたびに肋骨が広がるのを感じるのでその回数を数えると良いです。この時に頼りになるのは手の感覚なので、目は時計を見てしまって構いません。しかし、テーブルや椅子の上など高いところに立たせて測っているのであれば、落下する危険があるので少しでも危ない動きをしたように感じたら、時計から目を離し愛犬の状態をよく見てあげましょう。2人で測れるのであれば、1人は呼吸、1人は時間で、肩を叩くなどして時間を知らせてあげると良いでしょう。
回数がすべての答えではない
呼吸に変化が現れるときは、体か心どちらかに何らかの刺激があったときですから、今は緊張してるのかな?今はリラックスしてるのかな?と、変化があれば気にしてあげると良いかもしれません。ちなみに愛犬が緊張して速い呼吸をしていたら、飼い主さんは思いっきりリラックスした顔でゆっくり呼吸をしてみてください。あなたの愛犬はそれを見ているだけで、少しずつ緊張がほぐれていくかもしれません。ぜひ、やってみて下さいね。
文/動物看護士 木本 由季
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