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【緊急事態発生】犬がけいれんを起こしたときの対応方法を伝授!

【緊急事態発生】犬がけいれんを起こしたときの対応方法を伝授!

さっきまで元気だった犬が、突然発作でけいれんを起こして倒れることがあります。
いざというときにあわてないで冷静に対応できるよう、発作が起きたときの対処法を知っておきましょう。

犬の発作って?

「発作」とは、TRVA(一般社団法人 東京城南地域獣医療推進協会)夜間救急動物医療センター院長の中村篤史先生によると、本来「一時的に起こる病気の一症状」のこと。

なかでも、犬が起こしやすいのがけいれんを伴う「けいれん発作」です。

けいれんは、直前まで何の異常もなく遊んでいたり、眠っていたのに突然起こることが多く、たいていは1~2分程度でおさまります。
発作が起こっても問題ないケースもあれば、深刻な病気が隠れているケースもあります。

愛犬に発作が起こったら、以下のように対応しましょう!

①愛犬がケガをしないように周囲のものを片づける

テーブルなどにぶつかったり、落下物で愛犬がケガをしないよう、周囲のものを片づけて。

②おさまるまでに5つの内容をチェック!

発作がおさまるのを待つ間に、

【1.けいれんの時間(長さ)】
【2.全身か、体の一部か】
【3.ほかに症状はあるか】
【4.意識はあるか】
【5.呼吸をしているか】

を確認しましょう。

呼吸をしていなかったり、意識がない場合は、命に関わる場合もあるので、おさまるのを待たずに動物病院に連絡を。
すぐにおさまり元気にしている場合にも、念のためかかりつけ医に連絡し、できれば診察を受けると安心です。

<ちなみに>動画を撮影できれば診察時に役立ちます!
獣医師に口で説明するよりも、実際の動画があれば診察がとてもしやすくなります。
できれば事前に携帯電話などの動画の撮影方法を把握しておき、いざ発作が起きたときにすぐに撮影できるようにしておきましょう。

③発作が3分以上続くときは動物病院に連絡。至急向かって

原因によっては、発作の時間が長いほど、後遺症が強く残ることがあります。
3分を超えても発作がおさまる気配がないときは、先に動物病院に電話し、向かう準備を。

<ちなみに>愛犬の運び方は……
大型犬の場合は、1人が愛犬の胸とおなかを、もう1人がおしりを下から支え、床と平行に持ち上げて運びます。
中・小型犬の場合は、愛犬を飼い主さんの体に固定するように抱くか、クレートやダンボール箱に入れ、極力揺らさないようにして運びましょう。

④動物病院では落ち着いて状況を伝えて

発作の原因を正確に診断するために
【1.発作は初めてかどうか】
【2.(初めて行く動物病院なら)病歴・持病があるか】
【3.発作の前に食べたものはあるか】
【4.発作の前にしていたことは】
【5.動画を撮っていたら獣医師に見せる】

を獣医師に伝えましょう。

発作は突然起こることが多いため、飼い主さんもパニックになりやすいですが、落ち着いて状況説明を。

いかがでしたか?
もしも愛犬に発作が起きたときは、飼い主さんの落ち着いた行動で守ってあげてくださいね!


出典:「いぬのきもち」2017年10月号『犬の「発作」にそなえよう!』
イラスト:フジサワミカ 構成・文:佐藤英美
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