犬と暮らす
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<サンプル音がいっぱい!>愛犬の苦手な音、克服レッスン
苦手な音を減らして、愛犬のストレスを軽減しよう
いぬのきもち7月号「愛犬の苦手な音克服」
いぬのきもちWebでは、チャイムや花火、雷や車のエンジン音など、犬が苦手な音の素材を集めました。
記事で紹介している対策法を参考に、苦手な音の克服レッスンを始めましょう。
実際に愛犬に音を聞かせて対策法を試した飼い主さんのレポートも合わせて紹介します。
犬は、苦手な音にどんな反応を示す?
工事現場の音や車のクラクションなど、人が不快に感じやすい音があるように、犬にも苦手な音があります。そうした音の中で生活を続けていると、犬がストレスを溜め込んでしまうことも。
そのストレスが、吠えグセや噛みグセなどの問題行動につながったり、思わぬ事故を呼び込んでしまう怖れがあります。
【苦手な音に対する反応は「自らを守る」「立ち向かう」の2つ】
犬が苦手な音に対して見せる反応は、降伏の意味を表すしぐさを見せたり、すぐに逃げられる体勢を取る「ビクビクタイプ」や、対抗して吠えたり追いかけたりする「攻撃タイプ」がいます。
苦手な音への慣れさせ方、教えます
音を聞かせる場合は、次のような方法でやってみて。
【音を聞かせながら、フードを与えたり遊んだりする】
サンプルの音を聞かせながら、フードを与えたり、おもちゃで遊んだりし、「いいことが起きる音」と印象づけましょう。
まずは「ハウス」に入れるようにするため、指示しつけの練習をします。
「ハウス」に応えられるようになったら、音を鳴らしたあとに「ハウス」を指示。これを繰り返すと「音が鳴る=ハウス」と学習するようになります。
ハウスの中に入ったら、ごほうびを与えましょう。
<Case1> チャイム音が鳴った瞬間、番犬に早変わり!
はじめは吠えながらハウスの指示に従いおやつを食べていましたが、おやつをもらえるとわかると、飼い主の手元(おやつ)に集中し、以前のように吠え続けることはなくなりました。
まだ、チャイム音が鳴ると反応し「ウッ」と唸ることはありますが、少しずつおさまっているようです。
<Case2> 雷が鳴るとひざの上に乗ってブルブル
音を出した瞬間、もしや雷?と思ったようでブルブルと震え出し私の側にピッタリとくっつくほくと。
大好きなサツマイモを見せても、音が気になって食べませんでした。
その後、大好きなさつまいもを見せながら音を聞かせ続けたところ、少し慣れたのかサツマイモを食べるようになりました。
ただ、深夜に本物の雷が鳴ってしまい、元のように震えるようになってしまいました。音が大きいとまだ克服とまでは言えないようです。これからも様子を見ながら試してみます。
<Case3> 花火の音が聞こえると、吠えたり逃げたり大興奮!
PCの音量を最大にして聞かせると、少しそわそわはするものの吠えることはありませんでした。おやつを与えながら何度か聞かせているうちに音にまったく反応せず気にしないようになりました。少しずつですが、慣れてくれたようです。
【犬の苦手な音サンプル集】
愛犬が苦手にしている音に近いものを探し、音を聞かせて「苦手」を軽減させてみましょう。
※音声を再生するには、Internet Explorer9やSafariやGoogle Chromeなどのブラウザが必要です。
掃除機:犬の体と同じくらいの高さで響くから、嫌がることが多い
チャイム:音のあとに嫌な経験をしたパターンが多い
◎チャイム1
◎チャイム2
◎チャイム3
雷・花火:予測できないうえに、聞き慣れない音だから
◎雷
◎稲妻(近距離)
◎打ち上げ花火
◎手持ち花火
車やバイクのエンジン音:爆音とともに迫ってくる様子が怖いから
◎車
◎バイク
工事の音:爆音が大きく継続的に響くから
◎工事のドリル音
◎工事現場
飼い主さんが先回りをして対策することで防げる音もたくさん。愛犬のストレスを少しでも軽減させてあげたいですね。
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