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【栄養知識】犬の体に不可欠な「ビタミン」。とりすぎ&不足の危険性を解説!

犬の体に不可欠な「ビタミン」。とりすぎ&不足の危険性を解説!

ビタミンは、犬の体の調子を整えるのに欠かせない大事な栄養素。
体をつくったりエネルギーになったりするわけではありませんが、「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の3大栄養素が十分に機能するよう、サポートする役割をもっています。

この記事では、「愛犬にビタミンを摂取させることがいかに重要なのか」や「中毒症状になる危険性」について解説。

日々の愛犬のゴハンのために、ぜひ役立ててください!

ビタミンは全13種類 おもなはたらきは?

ビタミンは全部で13種類あり、そのはたらきは多様。おもなはたらきは……

・ビタミンA→体の成長を助ける
・ビタミンB1→糖質をエネルギーに変える
・葉酸→赤血球の動きを助ける

などがあります。

ビタミンCは体内で合成できる!

犬は人と違ってビタミンCを体内で合成できるため、人のようにあえて食べ物からとる必要はありません。

ただ、病気などで必要量が増えることがあるので、病気のときは獣医師に相談しましょう。

ビタミンB2は脂質のサポート役!

犬の活動のエネルギー源は、脂質です。じつはビタミンB2がないと、脂質はエネルギーにならないのです。

脂質が体内で消化・吸収され、エネルギーとして変わるとき、ビタミンB2がサポートをします。

ビタミンを多く含む食品は?

愛犬にビタミンを与えようと思ったら、下記のような食品をゴハンに適量混ぜてあげましょう。

にんじん、かぼちゃ(ビタミンA)・豚肉(ビタミンB1)・いちご(ビタミンC)・干ししいたけ(ビタミンD)・豆腐(ビタミンE)・パセリ(ビタミンK)

トッピングや手作りフードで使用するときは、加熱などに十分注意し、愛犬の体調に合わせて与えてくださいね。

ビタミンのとりすぎ→中毒症状のキケンが!

ビタミンA・D・E・Kは、体から排出されにくい「脂溶性ビタミン」。
多くとりすぎると、次のような症状が出ることがあります。

・嘔吐
・下痢
・めまい

これらの中毒症状のほか、「腎臓などの内臓トラブル」を引き起こすこともあるので、注意が必要に。

ビタミンが足りない→疲れが取れにくい

ビタミンB1・B2・B6・葉酸などは、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」。
必要量以外は尿などで排出されてしまうため、不足しがちになります。

不足すると疲れが取れにくかったり、皮膚が荒れたり、毛づやが悪くなったりします。
ビタミンは、犬にとっても大事な栄養素です。ただ、いくらビタミンが体にいいからといって、与え過ぎはよくありません。バランスを考えて愛犬に与えるようにしましょう!
出典/「いぬのきもち」2016年9月号『ベストなバランスを知って、健康栄養に役立てて 愛犬のための栄養素入門』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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