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犬が食べると危険なものも…栄養効果の高いあの野菜も要注意だって知ってた?

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栄養価の高さで話題になっている「野菜」と「ハーブ類」。しかし、なかには犬が食べると危険なものもあるため、与える際に飼い主さんは注意が必要です!

この記事では、少量なら与えてもOKな野菜・ハーブと、危険なものを解説します。

まずは、「少量であれば食べても害がないもの」から見ていきましょう。

①スプラウト(ブロッコリー・スプラウト、アルファルファ)

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→ミネラルとビタミンA・B・Eなどが高濃度で含まれている

スプラウトとは、おもに穀類や野菜などの種子を人為的に発芽させたもの。いずれもミネラルやビタミンA・B・Eが豊富です。

野菜が育とうとしている最中なので、成長した野菜より鉄分が多く含まれています。

犬に与えるなら、しっかり洗ったうえで細かく刻み、フードの上にのせるなどして与えてみましょう。


<1日に与えていい量>
与えるなら細かく刻んで5g程度。

②ケール

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→β-カロテンが含まれ、免疫機能を保つ効果に期待!

ケールはキャベツに似た野菜で、青汁の原料に使用されます。ブロッコリーの数倍ほどのβ-カロテンなどが含まれており、犬でも免疫機能を保つはたらきが期待できそう。

苦みが強いので、犬が嫌がらないなら粉末をフードに振りかけるなどして与えてもいいでしょう。


<1日に与えていい量>
与えるなら粉末で0.5~1g。

③ミント

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→鎮静効果や消臭効果、気持ちを落ち着けるはたらきに期待!

ミントには皮膚の炎症を抑える効果や、リラックス効果、消臭効果が期待されています。ただしこちらも香辛料なので、刺激が強くて嫌がる犬もいます。

与えるなら、様子を見つつ少しずつにしましょう。


<1日に与えていい量>
与えるなら0.5g。

④バジル

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→β-カロテンが豊富 刺激があるので注意して!

β-カロテンが豊富に含まれ、香りにリラックス効果が期待されますが、香辛料のひとつであるため、犬には刺激が強いと感じられる場合も。

好きな犬なら、様子を見つつ少しずつ与えてもよいでしょう。


<1日に与えていい量>
与えるなら0.5g。

⑤ローズマリー

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→アレルギーによいといわれるロズマリン酸が豊富!

ローズマリーに含まれる「ロズマリン酸」には、アレルギー症状を緩和する効果が期待できるとされています。

一方で、鉄の吸収を抑制する「タンニン」も含まれるので、鉄分が不足がちな犬には与えないほうが〇。


<1日に与えていい量>
与えるなら0.5g。


以上の5つは、少量であれば与えても問題ないでしょう。それでは最後に、「与えると危険な野菜」を解説しますね。

⑥アイスプラント

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→地中の塩分を吸い上げる植物 犬には与えないで!

アイスプラントは、南アフリカ原産の植物でカロテンやミネラルが多く、人では血糖値を下げると期待される「ピニトール」が含まれていることで知られています。

ただし、アイスプラントは地中のミネラルを吸い上げる吸塩植物なので、犬に与えると塩分過剰になるおそれがあります。与えないほうがよいでしょう。
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体によさそうなものでも、犬にとっては害になってしまうものもあります。与えてよいもでも、分量に気をつけてあげてくださいね!


*「与えるなら」で掲載している分量は、あくまで目安です。
ドライフードを主食にしている体重5kgの健康な成犬を想定した分量です。5kg未満の超小型犬は、表示の分量より少なめに与えてください。
「与えるなら」の分量の上限まで与える場合、1日におすそわけする食べ物は1、2種類にとどめましょう。


*注意
どんな食べ物でも、アレルギー症状を引き起こす可能性はあります。愛犬に与えて異常が出たら、ただちに与えるのをやめて、獣医師に診てもらいましょう。
問題のない食べ物でも、初めてだと下痢をしたり発疹を起こしたりすることも。また、与えたことのない食べ物をあえて与える必要はありません。判断に迷ったら、与えない選択をしましょう!
出典/「いぬのきもち」2017年9月号『犬の食べ物図鑑』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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