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死に至ることもある「犬カゼ」?? 寒くなる時期に気をつけたい呼吸器の病気
今回のテーマは、寒い時期に気をつけたい「呼吸器の病気」。
「呼吸器の病気の種類」や「犬種別・年齢別のなりやすさ」について紹介します。
冬に悪化しやすい呼吸器の病気はこれ!
そこに異常がでると、セキ・くしゃみ・鼻水・呼吸困難などの症状があらわれます。
11月ごろは、寒さや乾燥が厳しくなるため、呼吸器の病気にも注意が必要です。
ケンネルコフ、いわゆる「犬カゼ」は、ウイルスに感染して起こり、人のカゼと同じようにセキ・くしゃみ・鼻水などの症状が出ます。
悪化すると呼吸困難を引き起こす「肺炎」になり、死に至ることも。
とくに免疫力が弱い子犬は悪化しやすいので、たかがカゼと思わずに、早めの受診を心がけましょう。
寒さが持病を悪化させることも。
気管が押しつぶされ、空気の通り道が狭くなる「気管虚脱(きかんきょだつ)」の犬は、冷たい空気を吸い込むことで刺激を受け、セキが出やすくなることがあります。
小型犬・短頭種は呼吸器の病気にかかりやすい!?
上尾市にあるフジタ動物病院獣医師・市橋先生によると「呼吸器の病気の中でも多く見られる気管虚脱は、ポメラニアンなどの小型犬、パグやフレンチ・ブルドッグなどの短頭種がかかりやすいからでは」とのこと。
免疫力が弱い子犬期は呼吸器の病気に要注意!
室温の管理、感染症対策で予防を!
冬の寒さで免疫力低下すると、ウイルスに感染しやすくなります。エアコンなどの暖房器具を上手に使い、犬が快適に過ごせる室温に保ちましょう。
また洋服でも防寒も予防につながります。犬カゼなどの原因となるウイルスの多くは、ワクチンで防ぐことができますから、感染症にかかりやすい子犬はとくに、忘れずに予防接種を受けましょう。
出典:「いぬのきもち」2017年11月号『データで解析! 今月の予防したい犬の病気』データ提供:アニコム損害保険株式会社
※各グラフ中の「請求割合」について/「請求割合=保険金支払いのあった犬の数÷保険に契約している犬の数」と定義しています。
保健期間の1年間のうちに1回でも保険金支払いがあった場合は1としてカウントします
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