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愛猫の目がいつもと違って心配 要注意な8つの症状とは

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愛猫が健康で長生きするためには、飼い主さんが少しの異変にも気づいてあげて、病気の早期発見に努めることが大切です。

この記事では、猫の「目」のさまざまな異変について解説します。あなたの愛猫の目の状態に問題はないか、下記の8つの項目をチェックしてみてください。

猫の目の下に軽く手を当てて顔を支え、両目を正面から見ましょう。
いつもと違うところがないか、よく観察してくださいね。

①目がトロンとしている

目に輝きがないのは、体調が悪い可能性があります。

②まぶしそうにしている

結膜炎や角膜炎、緑内障なども考えられます。


■結膜炎
ウイルスや異物の刺激、ひっかき傷などが原因となり、結膜に炎症が起きます。結膜が赤く腫れる、目ヤニが出るなどの症状が。


■角膜炎
異物の刺激やひっかき傷、結膜炎の悪化などが原因となって炎症を起こします。目を痛がってこすったりすることも。


■緑内障
眼球内部の圧力(眼圧)が高まる病気。進行すると視神経を圧迫し、視力障害を起こします。重篤な場合は、視力を失うことも。
発症すると瞳孔が開いたままになり、目が充血して赤くなることが多いです。

③目がにごっている

ブドウ膜炎になっているか、出血している可能性があります。


■ブドウ膜炎
目にある虹彩や毛様体、脈絡膜などに炎症が起こる病気。
ひっかき傷など外傷が原因の場合と、猫エイズ、猫伝染症腹膜炎、トキソプラズマ症などの病気が原因となることもあります。

④黒目がユラユラと大きく揺れている

脳や内耳に異常が起きている可能性があります。

⑤目が異常にギラギラしている

明るいところでも瞳孔が開いていて、目がギラギラして見える場合は、甲状腺機能亢進症の可能性があります。


■甲状腺機能亢進症
首の付け根、気管の脇にある甲状腺という器官から、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、心臓などに負担をかける病気。
初期は活発になり食欲が増すため、「元気になった」と感じる飼い主さんもいるようです。

⑥黒や白の目ヤニが大量に出ている

茶色の目ヤニが少し出るのは心配いりませんが、黒か白の目ヤニが大量に出る場合はドライアイ(乾性角結膜炎)の可能性があります。

⑦黄や緑の目ヤニが出ている

角膜炎、結膜炎のほか、まれに多血症の可能性があります。
また、瞬膜というところに炎症が起きている場合もあります。


■多血症
心臓や肺の病気が原因で体内の酸素が不足し、そのため酸素を運ぶ血中の赤血球が増えてしまう病気。
血流が悪くなり、高血圧の原因にもなることも。
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上記の8つで当てはまるものがあれば、早めに動物病院を受診してください!
「愛猫の目がいつもと違って見える」というのは、できれば当日中の受診がのぞましいです。
出典/「ねこのきもち」2016年5月号『新 愛猫の家庭の医学事典』
文/Honoka
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