猫は表情が豊かな動物。食欲や狩りをしたいという欲求が満たされたり、飼い猫であれば飼い主さんとのコミュニケーションが充実していると、猫は笑顔を見せてくれます。
猫が喜んでいるかどうかは、「耳」「目」「ヒゲ」「舌」で見分けることができるので、確認してみましょう!
①耳が一瞬ピンと張る
猫が喜ぶと耳の付け根にある筋肉が萎縮して、しっかりと耳が立ち上がります。
気になる音がすればすぐに耳を動かしてしまうので、喜びの表現は一瞬だけ。見逃さないで!
②目が大きく見開く
猫が喜んでいるときは、大きく目を見開きます。
そのとき瞳に光がたくさん入るため、キラキラと輝いて見えます。
③ヒゲが緊張で少し張る
猫は満足感や達成感で興奮すると、ヒゲの付け根に力が入ります。
飼い始めのころは、飼い主さんもなかなか意識が向かないかもしれませんが、よく観察してみましょう。ピンと張るのが特徴です。
④舌なめずりをする
猫は嬉しい気持ちになると、それを落ち着かせるために舌なめずりをすることがあります。
また、あえぐような呼吸が漏れることも。興奮のあまり呼吸が荒くなる猫もいます。
猫は喜ぶとイキイキとした笑顔を見せてくれます。飼い主さんが声をかけてあげる頻度が増えると、愛猫も笑顔で応えてくれるかもしれません。
愛猫の表情にも注目して、日々のコミュニケーションを楽しんでくださいね。
出典/「ねこのきもち」2016年6月号『顔を見れば気持ちはわかる、猫も。ねこの「喜怒愛楽」』
文/二宮ねこむ