新たな猫家族４～残念なイケメン猫　揺るぎなきセツSTYLE　Vol.20～

新たな猫家族４

猫を飼い始めた2013年の冬。こいつだけを一生愛していくんだ…！という決意もろく、１年後には５匹にまで増えていた我が家の_おニャン子隊。『やだ…猫ばっかり…』3度増えた時のオカンの戸惑いの表情が今でもいい思い出です。

本日は、４匹目と５匹目。少し前に我が家にスタメン入りした２匹の子猫、アメとハレが来た日のお話をします。

去年の夏、３匹の猫を狭い部屋で飼うことにそろそろ限界を感じて引っ越しました。その際に、どうせ引っ越すのだったら部屋も増やして大阪からオカンを呼ぼう！と急に思い立ち、東京の地へオカンを召喚しました。
『あんたこんな立派になって…』
喜ぶオカン。引っ越した理由が、オカンと一緒に暮らすためじゃなくて、猫が増えたからだということは口が裂けても言えません。すまんオカン。

意気揚々とオカンが上京してきた翌日、東京の街を案内するよ！と、行ったこともない場所へ、無理して散策に行きました。肩で風を切って堂々と迷う私。
いろんな有名な駅に着いては彷徨い、着いては彷徨い、最終的に銀座で迷子になりました。

『…。本当に、知ってるの？東京詳しいの？』
『しししし知ってるよぉ！？！？はぁ？何、疑うんですか！？東京歴１年半の私を！？！？』

滝汗です。

行けども行けども未開の地。帰り道も分からず、そろそろ歩幅が狭くなり、口数も少なくなり、お互いにイライラのピークに差し掛かったかなというタイミングで、ふと目に飛び込んできた看板がありました。

『里親募集。猫の譲渡会場はこちら』

行く…か。迷子の果てに、癒しを求めてフラフラと階段を上り始めました。