猫と暮らす
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ねこ仲間に恵まれて vol.4 【いぬねこ宅の幸せスタイル】
vol.4 ねこ仲間に恵まれて
ちょっと抜けているところも
「案外、触られるのも好きみたい。帰宅すると、まずサビコが出てくることもあります。お腹がすいているときですが。あと、私がご飯の支度をしていると、サビコはそばに居ます。でも、ダイさんが帰ってくると、ピューっと2階に上がってしまったりするんですが(笑)」
そう話すカマタさんに、小林さんも負けじと(?)サビコちゃんネタをひとつ。
「サビコは爪とぎはバリバリするし、夏はセミにも反応しているし、本当に野性的で敏捷。ただ、ちょっとバカなところもあって、警戒心旺盛なのに抜けているところがあるというか。キッチンをぐるぐるしていてテーブルの下で頭をゴチッとぶつけていたりします」
ナイーブなハチくん
というのも、サビコちゃんを家族として迎え入れたばかりの頃、ハチくんはストレスからか口内炎になってしまい、しばらくカリカリが食べられなかったのだそうです。
「猫の口内炎はゴハンが食べれないほどになるので大変で心配しましたね。でもそんなとき、経堂のお店を通じて知り合った人がいい獣医さんを紹介してくれて。その後、ハチの口内炎は無事に完治しました」
経堂の仲間たち
「ここでは仲間に本当に恵まれましたね」と小林さん。
「獣医さんを紹介してもらえたのもお店を通じてのことでしたし。経堂のお店のご近所さんたちには本当によくしてもらっていて、向かいのカフェリーフさんに差し入れをいただいたり、花屋ハニービーさんに特製リースを作ってもらったこともあります。ウレシカと同じようにチェコの雑貨を扱っているlihn faさんと一緒にイベントを考えたこともあるんですよ」
「あと、同じすずらん通りではありませんが、タイ屋ソンタナ店主に椅子やプロジェクターを借りたり、居酒屋さばのゆ店主にもお世話になっていますね」
そういえば、今回の取材も、経堂のcafé+gallery芝生の店主、遊佐さんに「猫の飼い主さんを取材したいので、いい人いませんか」と声をかけたところ、「今、思い当たる人が目の前に座っているから、直接話してくれます?」とすぐに電話を代わってくれて、話をつないでくれた、という経緯がありました。(遊佐さん、感謝!)
猫当番
取材の前のほうで「まだ犬派」と話していた小林さん……しばらく話をしてきて、やはりすでに、かなりの「猫派」であろうと感じた次第です。最後にその証明写真をご紹介して、締めたいと思います。
<後日談>
「最近、寒くなってきて、サビコが私の布団の側で眠るようになりました。
最初は足元だったのが、段々上がってきて、今は枕元で寝ています」
そんな近況が、取材後にカマタさんから届きました。
添付されていた玄関の写真には、猫のオブジェが2個加わっています。
ウレシカで展示した作家の長岡千陽さんによる「ハチトサビコ」。「新たな宝物」と書かれていました。
猫派ファミリーがこの冬もあたたかく幸せな時間を過ごせますように。
今回で「八幡山のハチくん&サビコちゃん宅」は終わります。また次回は別のいぬねこ宅の幸せスタイルをお届けします。
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