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内股を気にして舐めていて、脱毛しています。
内股を気にして舐めていて、脱毛しています。
ご相談者様の愛猫は内股を気にして舐めていて、脱毛しているのですね。もしかしたら、舐性皮膚炎かもしれません。舐性皮膚炎というのは、猫が繰り返し皮膚を舐めることによって、脱毛してまう病気です。原因としては、心因性(ストレスなど)、ホルモン性、脳や神経の異常などがあげられますが、未だ原因は定かではありません。他に、アレルギーなどに起因する皮膚のかゆみ、尿石症などがあるために陰部周辺に違和感がある、足の関節の痛みなどが原因となって、舐めていることもあります。治療は、患部の炎症がひどい場合には、抗炎症薬を使用し、原因疾患がある場合には、その原因疾患の治療をします。愛猫のストレスに何か思い当たるようでしたら、可能な限り除去してあげるようにしましょう。場合によっては、精神安定剤といった類の投薬が必要になるケースもあります。舐めてしまうと皮膚炎が悪化し、余計に気にして舐めてしまい患部の炎症がひどくなってしまいますから、ひどく舐める場合には、エリザベスカラーをつけるほうがいいでしょう。この病気は症状が治まっても、繰り返すことが多い病気なので、かかりつけの獣医師とよく相談しながら、根気強く治療していきましょう。
ミックス|♂|1歳6カ月
監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
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