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愛猫の顔にぶつぶつができ、天疱瘡(てんぽうそう)、エリテマトーデスではないかと言われました。どのような病気でどのような治療をしますか。

愛猫の顔にぶつぶつができ、天疱瘡(てんぽうそう)、エリテマトーデスではないかと言われました。どのような病気でどのような治療をしますか。

天疱瘡には4つのタイプがありますが、猫に最も一般的にみられるのが落葉状天疱瘡です。自己免疫性疾患といわれるもので、体の成分が自分の身体を誤って攻撃し損傷することによって症状があらわれます。猫では、鼻と耳介に病変が限局することが多く、かさぶた・湿疹・脱毛・潰瘍などが現れます。爪の脱落・爪の周囲炎・パッドの肥厚や潰瘍がまれに見られます。かゆみや痛みの程度はさまざまで、発熱・元気消失・食欲不振・体重減少などの全身症状を認めることもあります。

エリテマトーデスは免疫介在性疾患といわれるもので、皮膚を含めた多くの臓器で炎症をおこします。猫の症状は一般的に顔と耳にかさぶた・脱毛・湿疹・潰瘍などができます。まれにパッドの肥厚が見られることがあります。かゆみの程度はさまざまです。

初期の治療はステロイドを使用することが多く、ステロイドで十分な反応が得られないときには、他の免疫抑制剤の使用を考えます。
ミックス|♀|4歳10カ月
監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
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