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『猫の胃腸炎』について獣医師に聞いてみました。

飼い主さんが知っておきたい猫の健康について獣医師さんに聞いてみました。今回のテーマは、『猫の胃腸炎』です。(監修/ねこのきもち獣医師相談室)

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『猫の胃腸炎』ってどんな病気?

胃や腸の粘膜に炎症が起き、嘔吐・下痢などの消化器症状が起きることをいいます。猫に比較的よく見られる病気です。症状が悪化したり長引くと食欲低下・元気消失・脱水症状なども見られるようになります。

食べ慣れないものを与える場合は少量にするといった配慮が必要です

Q. 猫が胃腸炎にかかる原因を教えてください

A. 原因は多岐にわたりますが、一般的に多くみられる原因に食事性があります。
具体的には腐ったものや、食べ慣れないもの、脂肪分が多いものを食べると胃腸炎を引き起こします。食べ慣れたものでも食べ過ぎてしまうと消化不良をおこし胃腸炎になる可能性があります。
 猫では毛球症(毛球症とは、猫が毛づくろいの際に自分の毛を多量に飲み込んでしまうことで消化管に毛が溜まってしまうことで起こる病気です)、消化管内寄生虫の感染、おもちゃ(ひも状のおもちゃは特に要注意)など異物の誤食、植物などによる中毒が原因になることもあります。

Q. 胃腸炎になると猫にどんな症状が出てきますか?

A. 急性と慢性の症状があります。
急性の場合は、よだれを垂らす、嘔吐を何度も繰り返す、黄色い胃液や血液が混ざった胃液を吐くといった激しい症状になることが多いです。軟便や水溶性の便など下痢を伴う場合も多く、粘液が混ざったり、血液が混ざることもあります。
 慢性の場合は、食欲不振や下痢や嘔吐が長く続き、体重が減ったり、元気がなくなってきます。

Q. 動物病院で猫の胃腸炎治療はどのように行われますか?

A. 症状に応じて、吐き気止め、胃粘膜保護剤、整腸剤、抗生剤、点滴、消化の良いフードを与えるなどして治療します。毛球症が原因の場合には、こまめにブラッシングをしたり、毛玉の排出を促進することに特化したフードに変更します。誤飲誤食が原因となる場合は飲み込んでしまった物の除去、寄生虫感染が原因の場合は駆虫薬の投与、アレルギーが原因の場合は免疫抑制剤やアレルゲンを除去した食事の変更をすることがあります。

Q. 猫の胃腸炎の予防法を教えてください

A. 長毛な猫は特にこまめにブラッシングをするようにしましょう。また、消化に悪そうなものや食べ慣れないものは与えない、与える場合は少量にするといった配慮が必要です。
 猫のいる部屋に観葉植物や、おもちゃ・食べ物などを出しっ放しにせず、誤食を防ぐようにしましょう。
 定期的に虫下しを飲ませて駆虫したり、ワクチン接種を行いウイルス感染を防ぐようにしましょう。疑わしい症状が出た場合は早めに受診することも大切です。

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