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犬のこと猫のこと 愛犬のための防災

さあ、猫と一緒に避難!何を持っていく?

【必須の持ち物】

◎最低1週間分のフードと水
◎服用している薬

【できれば持ち出したい猫グッズ】

◎愛猫健康手帳
食事量や種類、病歴などの情報や、緊急連絡先などを記録しておいて。
『ねこのきもち』2011年7月号のふろく「もしものときの愛猫カード」が、ねこのきもちWebサイトからダウンロードできます。健康手帳代わりに愛猫の特徴や緊急連絡先を記載できるので活用しましょう

◎愛猫の写真
愛猫が行方不明になった場合に備えて、特徴がわかる写真を準備。

◎ペットシーツ・トイレ砂
1週間分あると安心。使い慣れたトイレ砂をシーツに1 〜2握りまけば、猫も安心して排泄できるでしょう。ゴミ袋と細かくちぎった新聞紙でも簡易猫トイレができます。

◎リード・ハーネス(胴輪)
避難所などで一時的にキャリーケースやケージから出すとき、猫をコントロールしやすくなります。できれば日頃から慣れさせておいて。

◎タオル・毛布
寒さをしのいだり、汚れた猫の体を拭いたりといろいろな場面で役立ちます。

【少し余裕ができたら持ち出したい猫グッズ】

◎ケージか段ボール箱
避難所ではケージが猫の生活スペースになります。借りられることもありますが、数は限られているので、できれば飼い主さんが用意を。ない場合は段ボール箱で代用を。

◎トイレ・トイレ砂
猫は排泄物を自分で埋める欲求が満たされないとストレスに。5日程度はペットシーツで我慢させたとしても、安全が確認できたら取りに戻っても。

まとめ

災害時に愛猫を守ることができるのは、飼い主さんだけです。
東日本大震災では多くの猫たちが被災地に取り残され、安否がわからないままになってしまいました。万が一の場合に備えて、あらゆる事態を想定し、準備をしておきましょう。

※ この記事は『ねこのきもち』2011年9月号を再編集したものです。 『ねこのきもち』では定期的に防災対策についての記事を掲載しています。

おはなし

平井潤子さん

(公社)日本愛玩動物協会理事。三宅島噴火災害動物救援センターでの活動を経て、2003年、人と動物の防災を考えるNPO法人アナイスを設立。日本獣医生命科学大学大学院在学中。東日本大震災では、緊急災害時動物救援本部の現場チームとして被災地で活動を続けた。
※「緊急災害時動物救援本部」は、災害時に被災動物を救護するために設立された団体。政府が認可した、財団法人日本動物愛護協会、公益社団法人日本動物福祉協会、公益社団法人日本愛玩動物協会と、社団法人日本獣医師会の計4団体で組織されています。

構成:本吉恭子

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