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肛門腺の炎症を起こしているのですが、エリザベスカラーをしているのがかわいそうです。外しても大丈夫でしょうか。

肛門腺の炎症を起こしているのですが、エリザベスカラーをしているのがかわいそうです。外しても大丈夫でしょうか。

肛門腺は肛門を中心に4時と8時の位置にあるにおいの強い液を出す腺です。肛門腺の先には肛門嚢という液の溜まる場所が、肛門から少し離れた皮膚の下にあります。この肛門嚢に液が溜まり過ぎると、細菌感染や炎症を起こし、破裂して皮膚の傷のように見えます。

肛門腺の炎症の治療は、抗生剤や消毒で細菌感染を抑えていくことが中心になります。猫は痛みやかゆみを感じる場所を舐めます。猫の口腔内はさまざまな細菌が存在するので舐めた場所では細菌が繁殖してしまいます。抗生剤や消毒で細菌を減らしても猫が舐めてしまうと細菌が増えて炎症を悪化させることになりますね。肛門は猫にとって舐めやすいところですので、できればエリザベスカラーをつけて舐めさせないようにしたほうがいいでしょう。しかし、ある程度痛みがなくなって、猫が肛門周囲を舐めないようになれば外してもよいかと思います。エリザベスカラーを外すときは、必ず動物病院で炎症の状態を確認してもらってからにしてくださいね。
ミックス|♀|4歳3カ月
監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
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